現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和6年度予算 の 農林水産部のチェーンソーマイスター安全技術推進事業
令和6年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

チェーンソーマイスター安全技術推進事業

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農林水産部 林政企画課 林政企画担当 

電話番号:0857-26-7301  E-mail:rinsei-kikaku@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
既整理額 2,000千円 0千円 5,913千円 0.5人 0.0人 0.0人
調整要求額 2,000千円 0千円 2,000千円 0.0人 0.0人 0.0人
要求総額 4,000千円 0千円 4,000千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:2,000千円    財源:国1/2   追加:2,000千円

事業内容

1 事業の目的・概要

過去のチェーンソーマイスター研修受講生を始め、中堅技能員等を対象として、伐木時の「追いヅル切り」等、さらに安全で正確なチェンソーによる伐木技術のブラッシュアップを図るため、実習を主体とした講習会を開催し、県内の労働災害発生を防止する。

2 調整要求額

                                                                                                                                                   (単位:千円)
細事業名
事業内容
既査定額
調整要求額
安全伐倒技術(追いヅル切り等)による伐木実習〇伐木技術のブラッシュアップ

・伐木技術に秀でた伐木大会上位入賞者等を講師とし、追いヅル切りをはじめとした実習の実施(伐木訓練施設Gut Holzおよび林業現場)

〇指導方法の習得

・安全リーダーとして、新規就労者及び後輩技能者への効果的な指導法等を習得

2,000
2,000
林業労働災害の事例学習〇労災事例学習

・リアリティある労働災害の疑似体験

・労災根絶意識の醸成

・労働災害事例の原因・対策をグループ討議により共有

・チェーンソーによる伐木等作業のガイドライン関係の講習

合計
2,000
2,000

3 事業の背景

    (1)林業労働災害の傾向

      〇チェーンソーマイスター事業を実施した令和3年〜5年にかけ鳥取県内の林業労働災害(休業4日以上)は減少傾向にあり、 
       事業による一定の効果があった。
      ○しかし、減少傾向は令和4年から頭打ちとなっていることから、さらなる労働安全への対策が必要となっている。
      ○事業体からは、マニュアルを読むだけではなく定期的に実技指導を伴う実習型の講習開催の要望があった。
      ○経験年数5年毎では「10〜15年未満」(中堅技能員)の割合が高い傾向が続いている。
      〇原因別では、依然として伐木作業時の被災(切れ、こすれ、激突され)が多く発生している。

    (2)労働安全推進に係る取組の現状と対応

    対象者
    現状
    課題
    対応
    中堅技能員

    (10〜15年未満)

    〇マイスター研修を受けた中堅技能員等を対象としたフォローアップ・ブラッシュアップは実施されてない。

    ○新規就業者の指導者でもあるが、技術的・知識的において偏り(個人差)があり、適切な指導に結びつかず少なからず影響が出ている。

    ※県林業災害防止連絡協議会が、民間事業体を訪問し、林業労働災害の改善を組織的に行うための働きかけを実施中。

    〇研修後、時間が経過すれば山林内の作業は他人の目が届かないため、危険な作業をしていても指摘されず、気づきが無い。〇Gut Holzおよび各事業体の林業現場において、追いヅル切り等安全で正確な伐木技術を指導する。

    〇災害事例学習を通して、被災のイメージトレーニングを行い、労災根絶意識の醸成を図る。

    〇他人の目による自己流危険作業の指摘を受ける機会を設ける。



これまでの取組と成果

これまでの取組状況

【事業目標】
林業労働災害の根絶による安全安心な職場環境づくりの推進

【取組状況・改善点】
・現場の安全衛生管理指導を行うとともに、新規就業技能員を中心にオーストリア林業を模範とした基本動作の反復訓練等研修を実施し、労働災害を減少させてきた。
・令和3年度は、中堅技能員を対象とした学び直しの研修を試行的に実施し、研修参加者からのアンケート結果等を元に中堅技能員向け研修プログラムを策定して、令和4年度以降実施することとした。
・また、業務が少ない荒天時に研修・訓練が出来るよう、林業技術訓練センターに全天候型施設を拡張整備している。(令和3年度末完成)
・令和4年度は、安全な伐木を行うための「追いヅル伐り」という方法をまとめた動画資料を作成し、実践として実技講習を1回実施した。

これまでの取組に対する評価

・中堅技能員向けの研修プログラムを実施し、現場の意見を反映させながら実践しているところ。

・実技講習については安全な伐木作業の手順について身に着けることができたと好評。

・しかしながら、依然として伐木に関する林業労働災害は頭打ちとなっており、さらなる実践的な取組が必要なところである。

・一度に受講できる人数に限りもあることから、受講生が知識や技術を各事業体へ持ち帰り、伝達・指導できる仕組み作りも検討している。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 2,000 0 0 0 0 0 0 0 2,000
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 2,000 2,000 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 2,000 2,000 0 0 0 0 0 0 0
要求総額 4,000 2,000 0 0 0 0 0 0 2,000