これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○事業目標・取組状況・改善点
【事業目標】
漁協等が実施する河川環境の改善事業に対しての補助
【取組状況】
下記の取組にかかる経費について漁協等への支援を実施。
・河川、湖沼内の水産資源増殖
ウグイ、サケの放流等(千代川、天神川、日野川)
・鳥獣被害の防除
カワウの追払い、捕獲等(千代川、天神川、日野川)
・漁場環境の改善
ブラウントラウトなど外来魚駆除、アユ資源保全調査、産卵場造成等(千代川、天神川、日野川)
・覆砂事業(東郷池:平成29年度から。ただし令和元年度は砂を確保できず未実施)、池内清掃(湖山池:平成30年度から)
・普及啓発
マス釣り大会、川マップ作成、不漁対策講習会(千代川、天神川)
・ふれあい促進支援事業
川づくりに関する普及啓発の取組(川づくり基金)
・過去3年間の放流実績(平均値)を上回る県内産アユの人工種苗の購入経費の補助(千代川、天神川)
【改善点】
・平成29年度から補助メニューに重機等の使用料等を追加したことで使用しやすくなり、東郷湖漁協おいて事業規模の拡大が図られた。
・平成30年度には県内産人口アユに対する補助メニューを追加したことで、千代川漁協、天神川漁協において、再生産に寄与しないと考えられる琵琶湖産アユ種苗の放流割合を減らし、遺伝的にも望ましい県内産人工種苗の放流割合の向上を図った。
これまでの取組に対する評価
・内水面漁業振興に係る幅広い取組を網羅しており、各メニューとも満遍なく活用されている。
・各河川漁協では、アユ資源量の低下とともに遊漁証の売上げが年々減少傾向にある。財政状況が苦しい中、内水面(河川・湖沼)の生物多様性を維持するための放流事業や河川の環境改善、遊漁者等を川に呼び込むのための取組に力を注ぎ続けている。
・各湖沼漁協ではヤマトシジミ漁場の維持のために活動を湖底清掃や覆砂を実施している。
・こうした取組を継続させるだけでなく、既存の取組強化や新たな取組の実施を促すためにも当事業は必要であると考えられる。