現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和6年度予算 の 警察本部の運転免許・認知症等運転者対策費
令和6年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:警察費 項:警察管理費 目:運転免許費
事業名:

運転免許・認知症等運転者対策費

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警察本部 警察本部会計課 予算係 

電話番号:0857-23-0110(代)  E-mail:keisatukaikei@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R6年度当初予算要求額 283,799千円 38,311千円 562,338千円 30.7人 13.0人 0.0人
R5年度当初予算額 215,966千円 264,255千円 480,221千円 29.1人 13.0人 0.0人

事業費

要求額:283,799千円  (前年度予算額 215,966千円)  財源:単県、手数料  

事業内容

1 事業の目的・概要

(1) 自動車運転免許試験、仮免許試験、一般試験者の路上試験、自動車運転免許試験場運営等に要する経費並びに自動車運転免許証の交付に要する経費、ICカード運転免許証の作成及び免許情報ファイリングシステムに要する経費

    (2) 看護師等医療関係者としての専門的知識を有する相談員が、運転免許センターにおいて、認知機能の低下が疑われる運転免許更新者等から相談を受理するとともに、認知症スクリーニング機器による簡易検査等を行い、症状に対応できる医療機関への受診勧奨等を実施することにより、認知症等の早期発見・対策を促進するとともに、高齢者等の交通事故防止を推進する経費
     ※ 令和2年10月21日から運転適性相談員を安全運転相談員に改名

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
運転免許費ア 業務委託
 ・免許センター除雪委託 965(789)
 ・更新通知業務委託
    (R6.4〜R8.3、R5.11債務負担行為設定)
                      9,306(8,624)
 ・仮免許業務委託 8,080(8,065)
 ・ICカード運転免許証作成装置等保
    (R2.1〜R7.12、H31当初債務負担行為設定済) 4,452(4,452)
 ・【新規】運転免許作成装置改修委託 51,238(0)
 ・【新規】自動受付機改修委託 18,853(0) 
 ・【終了】新運転者管理システム移行関係業務
R4当初債務負担行為設定済 0(43,983)
 ・【終了】技能試験官養成委託 0(506)

イ 備品購入費
  ・【新規】国外運転免許証作成用プリンターの購入 624(0)
・【新規】免許技能試験車両の購入 2,225(0)
  ・【新規】マイナンバー一体化対応専用端末 2,072(0)
 ・【終了】はがき圧着装置の購入 0(1,384)
  ・【終了】視覚検査機の購入 0(2,343)
 
ウ その他
 ・免許技能試験車両重量税 354(393)

エ 標準事務費枠外 152,560(121,925) 
 ・ICカード運転免許証消耗品 64,503(62,878)
 ・免許台帳ファイリング県間通信装置
 (H31.4〜R6.12、H30当初債務負担行為設定済) 1,290(5,159)
 ・電子署名生成装置のリース料
 (R2.1〜R7.12、H31当初債務負担行為設定済) 2,462(9,845)
 ・免許情報ファイリングシステムのリース料
 (R2.1〜R7.12、H31当初債務負担行為設定済) 2,142(8,566)
 ・ICカード運転免許証追記装置(警察署分)のリース料
 (R2.1〜R7.12、H31当初債務負担行為設定済) 2,341(9,362)
 ・新運転者管理システム機器等賃貸借及び保守 (R5.4.1〜R10.3、R4当初債務負担行為設定済)14,037(14,037)
 ・新運転者管理システムネットワーク通信機器賃貸借及び保守
 (R5.4.1〜R10.3、R4当初債務負担行為設定済)1,063(1,225)
 ・新運転者管理システム機器等賃貸借及び保守
 (R6.1〜R10.12 R5当初債務負担行為設定済)
32,619(10,853)
 ・【新規】新運転者管理システム移行に伴う経費32,103(0)
 ・各免許センター光熱水費増額分 9,000 
 
オ 標準事務費枠内
・合格発表表示システム賃貸借及び保守
(R5.12〜R11.11、R5当初債務負担行為設定済)
 1,979(930)
 ・運転免許証両面コピーシステム賃貸借及び保守
 (H30.10〜R6.9 H30当初債務負担行為設定済)
370(739)
・【再リース】運転免許証両面コピーシステム賃貸借及び保守
 (R6.10〜R7.9 R6当初債務負担行為設定要求)
200(0)
・運転免許証消耗品等    
283,707
215,854
・運転免許作成改修委託

・自動受付機改修委託

・新運転者管理システム移行関係業務委託の終了

・技能試験官養成委託の終了

国外運転免許証作成用プリンターの購入

免許技能試験車両の購入

マイナンバー一体化対応専用端末の購入

・はがき圧着装置の購入の終了

・視覚検査機の購入の終了

・【再リース】運転免許証両面コピーシステム賃貸借及び保守
認知症等運転者対策費・研修会等旅費 0(20)
・安全運転相談窓口の専用相談ダイヤル回線料 92(92)
92
112
合計
283,799
215,966
※( )内は、前年度当初予算額

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

【事業目標】
○運転免許事務を適正かつ効率的に実施する。
○認知症等一定の病気に関する相談業務を適切に行い、高齢者等の交通事故防止を推進する。

【取組状況・改善点】
【運転免許関係】
<政策目標>
運転免許に係る適性試験、学科試験、技能試験等を行うとともに、運転免許証を交付する。
<取組>
(1)運転免許証を偽変造した犯罪を防止するため、偽変造不可能なICカード運転免許証を平成22年1月31日から発行を開始した。
(2)ICカード運転免許証の発行に必要な機器等の入札に当たっては、6年間の保守を含めた総額で競争入札を行い経費削減を図った。
(3)運転免許証の自主返納者に対する支援として、平成22年12月10日に一般財団法人鳥取県交通安全協会が会員を対象とした「運転経歴証明書]の申請手数料の全額助成制度」を開始した(令和元年5月31日で終了)のを皮切りに、平成23年1月1日から鳥取県ハイヤータクシー協会等が運転経歴証明書の交付を受けた者を対象とした「タクシー運賃の割引制度」を開始する等、多数の支援策を講じて、運転免許証を返納しやすい環境を整えている。
(4)警察庁が運用を開始する新運転者管理システムへの移行について令和5年12月の運用開始を目指し取組みを行っている。
(5)令和6年度中に運用開始となるマイナンバーカードと運転免許証の一体化に向けた取組を行っている。

【認知症等運転者対策関係】
<政策目標>
看護師等医療関係者としての専門的知識を有する相談員が、運転免許保有者が定期的に訪れる運転免許センターにおいて、病気に関する相談を受理するとともに、症状に対応できる医療機関への受診勧奨等を実施することにより、認知症を始めとする病気の早期発見・対策を促進し、高齢者等の交通事故防止を推進する。
<取組>
(1) 認知症等一定の病気に関する相談を受け、認知症スクリーニング機器を活用するなどし、専門的知識に基づく助言を行い、認知症等一定の病気のおそれが認められる場合は、医療機関への受診勧奨を行った。
(2) 地域包括支援センター、医療機関等関係機関と連携した相談対応を行い、専門的知識と経験に基づいた助言を行った。

これまでの取組に対する評価

【運転免許関係】
<自己分析>
(1)運転免許の取得は国民の大きな権利であるため、引き続き適正な運転免許行政を確保する必要がある。
(2)ICカード運転免許証の発行に必要な機器等の入札に当たっては、6年間の保守を含めた総額で一般競争入札を行い、経費の削減に努めている。
(3)運転免許証の自主返納や運転経歴証明書の申請手続き等に関する広報及び支援策を引き続き行う必要がある。
(4)代理人による自主返納申請の受理を平成30年9月21日から開始した。
(5)平成31年1月11日より、公安委員会直営の認知機能検査(臨時認知機能検査を含む)を開始し、令和2年7月より毎月計画を立てて行う公安委員会直営の臨時認知機能検査を開始した。
 平成31年(令和元年)中、臨時認知機能検査29人、更新時認知機能検査141人、計170人に対し行った。
 令和2年中、臨時認知機能検査274人、更新時認知機能検査117人、計391人に対し行った。
 令和3年中、臨時認知機能検査568人、更新時認知機能検査218人、計786人に対し行った。
 令和4年中、臨時認知機能検査532人、更新時認知機能検査202人、計734人に対し行った。
 令和5年6月末現在、臨時認知機能検査272人、更新時認知機能検査32人、計304人に対し行った。
(6)新運転者管理システムの移行にあたり必要となる予算の取得及び機器等の導入を継続的に行っている。
(7)マイナンバーカードと運転免許証の一体化に必要となる機器等の予算化を図っている。
【認知症等運転者対策関係】
<自己分析>
(1) 認知症等の早期発見、対応を行うための一定の病気に関する相談件数が、
    ・平成30年中1,231件   ・平成31年(令和元年)中1,370件
    ・令和2年中1,559件    ・令和3年中1,493件
    ・令和4年中1,597件    ・令和5年6月末現在825件
とほぼ右肩上がりで推移しており、令和5年も増加傾向を維持している。
 中でも認知症に関する相談件数が、
    ・平成30年中156件    ・平成31年(令和元年)中218件
  ・令和2年中244件     ・令和3年中250件
・令和4年中299件 ・令和5年6月末現在155件
と増加傾向を維持している。
 相談に適切に対応することで、相談者が病状を自覚し、更に受診勧奨に繋げることで、交通事故防止を図っている。
(2) 鳥取大学医学部教授が開発の監修・指導を行った「認知症簡易検査器」を活用した相談対応のほか、自治体・地域包括支援センター・医療機関等の関係機関等と連携を図り、相談窓口の周知等相談の効率化を図っている。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 215,966 0 171,983 0 0 0 0 0 43,983
要求額 283,799 0 223,561 0 0 0 0 0 60,238