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令和6年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農作物対策費
事業名:

鳥獣被害総合対策事業

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農林水産部 生産振興課 鳥獣被害対策担当 

電話番号:0858-72-3820  E-mail:seisanshinkou@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R6年度当初予算要求額 256,700千円 2,947千円 308,162千円 6.2人 1.0人 0.0人
R5年度当初予算額 283,272千円 51,215千円 334,487千円 6.2人 1.0人 0.0人

事業費

要求額:256,700千円  (前年度予算額 283,272千円)  財源:単県、国庫 

事業内容

1 事業の目的・概要

野生鳥獣による農作物等への被害を減少させるため、侵入防止柵の設置や捕獲等の対策を支援するとともに、対策技術の普及や人材育成を行う。

2 主な事業内容

    (単位:千円)
    事業名
    (補助金名)
    補助対象の事業内容
    実施
    主体
    県補助率
    (上限額)
    事業費
    要求額
    前年度
    予算額
    鳥獣被害総合対策事業費補助金
    【単県事業】
    1 侵入を防ぐ対策
      ・侵入防止柵、緊急対応用資材
      ・追い払い用具等
    市町村
    協議会
    JA等
    1/3
    187,489
    84,698
    88,018
    2 個体数を減らす対策
      ・有害鳥獣の捕獲(捕獲班員の活動費)
      ・捕獲班員育成・確保
      ・捕獲奨励金
      (イノシシ(猟期以外)、シカ、ヌートリア、アライグマ)
    市町村
    1/2
    3 周辺環境を改善する対策
      ・緩衝帯の設置等
    協議会
    1/4
    鳥獣被害防止総合対策交付金
    【国庫事業】
    1 推進事業(ソフト)
      ・協議会・講習会・調査・捕獲用具等
    協議会
    定額又は1/2
    173,423
    169,589
    192,842
      ・緩衝帯整備
    1/2
    2 整備事業(ハード)
      ・侵入防止柵等の被害防止施設
      ・捕獲鳥獣の処理加工施設等
    協議会(市町村等含む)
    1/2
    (自力施工では定額)
    3 緊急捕獲事業(ソフト)
      ・有害捕獲に係る捕獲活動経費
    協議会又は市町村
    定額
    県推進事業
    【国庫事業・標準事務費】
      ・実施隊の体制強化
      ・地域の捕獲力の強化
      ・鳥獣被害対策の推進支援
    2,413
    2,413
    2,412
    合計
    363,325
    256,700
    283,272

前年度からの変更点

シカの生息頭数を減らすには、雌ジカの捕獲が効果的であるので、雌ジカの捕獲活動経費(交付金)の単価の引上げを行い、雌ジカの捕獲強化を図る。

背景

・国が掲げる令和5年度の頭数半減目標は、イノシシは概ね達成、シカは達成できない見通しで、シカの個体数は依然として高い水準にあり、シカ被害は全体の4割となっているので、国としては早急に個体数を大きく減らすために令和6年度から当面の間シカ特別対策を実施する。
    ・本県では、令和4年度の被害額は減少した一方でシカの被害は増加しており、平成25年度には5,000頭だったシカ捕獲頭数が令和2年度以降は10,000頭越が続くなど個体数の増が懸念されており、本県においてもより一層のシカ対策が必要となっている。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・国(農林水産省・環境省)は令和5年度の頭数半減目標を掲げ、有害鳥獣の捕獲強化などによる鳥獣被害の軽減を図られており、市町村はこれを支援する国や県の交付金等も活用して取り組んでいる。
・県においても、国や他県に先駆け、平成10年度から「イノシシ等被害防止対策事業」から単県事業で取り組みをはじめ、平成19年度の鳥獣特措法制定、国交付金事業の創設を受けて、被害状況を勘案し取り組みを強化しながら、有害鳥獣による農作物等への被害の軽減を目的に市町村支援に取り組んでいる。。
・平成25年度には鳥獣被害対策の拠点として八頭庁舎に「鳥獣対策センター」を設置している。
・令和4年度から、猟期外のイノシシ捕獲に対して、交付金による支援拡充を行う一方、捕獲活動委託(単県)との併給を見直した。
・令和5年度から、猟期中のイノシシ捕獲に対しても交付金による支援(単県上乗せはしない)を行うこととした。

これまでの取組に対する評価

・農地への鳥獣の侵入を防ぐ対策、鳥獣の個体数を減らす対策に取り組んできたことで、被害額は平成23年度以降は大きく減少して1億円/年を切り、捕獲頭数は平成28年度以降は大きく伸びるなど一定の成果を上げることができている。
・しかし、暖冬による個体数の増加、奥山の餌不足による平野部への侵出といった自然条件の影響が大きく、侵入防止柵の破損個所や未設置地域への侵入、捕獲従事者の不足など対策する側の課題も小さくなく、依然として鳥獣被害は絶えない。
・これは、農家の自助だけで対応できるものではなく、鳥獣被害に対して公助によるしっかりした支援が必要である。
・イノシシ、シカの捕獲数は増加傾向だが、推定生息数の減少には至っておらず、捕獲を一層強化していく必要がある。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 283,272 193,754 0 0 0 0 0 0 89,518
要求額 256,700 170,502 0 0 0 0 0 0 86,198