これまでの取組と成果
これまでの取組状況
シルバー人材センター連合会が実施した事業は以下のとおり。
(1)安全・適正就業対策事業
・安全就業推進パトロール員を配置し、就業現場を巡回、事故防止に努めたことで、重篤な事故の防止につながっている。
(2)普及啓発事業
・連合会機関誌の発行や普及月間に街頭PR等を実施した。
(3)就業開拓等事業
・就業開拓推進員及びホワイトカラー就業機会開発員を配置し、高齢者が県内いずれの地域でも自らの能力や希望に応じた就業機会を享受できるよう、多様な分野の開拓・拡大した情報を各センターに提供し、県内全域の就業開拓及び調整を行った。
(4)シルバー派遣事業
・センター会員の就業・就労ニーズの多様化への対応と職域の拡大に加え、適性就業の推進を図った。
(5)その他
・各種研修会や会議を開催し、専門知識の研鑽や情報の共有化を図った。
・シルバー派遣事業において、ガイドブックを作成し、会員の適正就業に努めた。
これまでの取組に対する評価
県内の人手不足が深刻化する中、高齢者の活躍が期待されている。令和元年7月1日付けで、鳥取県シルバー人材連合会からの要望を受け、派遣事業の一部を週40時間まで就業可能とする指定を行ったことで多様な就業形態が可能となった。
従来の庭木剪定や草刈などといった分野から、施設管理や子育て支援、ボランティア活動など分野も多岐に渡り、活躍の場は広がってきている。
また、連合会が各種研修会や委員会を開催し、情報を共有することで、会員の安全就業や、重大な事故防止につながっている。
少子高齢化が進む中、高齢者の豊かな経験や熟練した技能に対する期待は高まっており、高齢者が多様な就業形態で生きがいを持って生活を送る上で、シルバー人材センターは不可欠であるとともに、シルバー人材センター連合会の果たす役割も大きい。