事業名:
アートで花ひらく地域活性化事業
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地域社会振興部 文化政策課 アート活性化担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
R6年度当初予算要求額 |
104,270千円 |
0千円 |
120,703千円 |
2.1人 |
0.0人 |
0.0人 |
R5年度当初予算額 |
70,347千円 |
16,374千円 |
86,721千円 |
2.1人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:104,270千円 (前年度予算額 70,347千円) 財源:国1/2、単県
事業内容
1 事業の目的・概要
県内あらゆる場所でアートが花開く、創造性と活力に満ちた「アートピアとっとり」を創造するため、文化芸術、工芸等を活用した地域活性化や観光振興につながる取組、支援を行う。
2 主な事業内容
(1)アートを活用したまちづくり事業
(単位:千円)
| 補助金名 | 実施主体 | 県補助率
(上限額) | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | アートによる地域活性化促進事業補助金(課題解決型) | (公募により決定) | 1/2
(500千円) | 1,000 | 0 | 新規枠(単県予算) |
2 | アートによる地域活性化促進事業補助金 | アートによる地域活性化に取り組む地域づくり団体 | 1/2
(500千円) | 1,500
| 2,333 | ・スタート型を廃止
・継続支援分5団体→3団体 |
3 | 市町村等連携型地域活性化拠点事業補助金 | ・岩美現代美術展実行委員会
・明倫AIR実行委員会
・AIR475
・浜村温泉湯けむり映画塾実行委員会
・ホスピテイル・プロジェクト実行委員会 | 定額
(1,000千円) | 5,000 | 5,000 | |
小計 | 7,500 | 7,333 | |
4 | 審査会経費 | 46 | 0 | 報酬 |
合計 | 7,546 | 7,333 | |
(単位:千円)
| 補助金名 | 実施主体 | 県補助率
(上限額) | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 工芸・アート村推進事業補助金 | ・こっちの大山研究所
・(一社)いなば西郷工芸の郷あまんじゃく | 定額
(4,000千円) | 6,500 | 6,500 | |
合計 | 6,500 | 6,500 | |
(単位:千円)
| 細事業名 | 補助等対象事業 | 実施主体 | 県補助率
(上限額) | 要求額 | 前年度予算額 | 備考 |
1 | 鳥の劇場運営委員会補助金 | 鳥の演劇祭17開催事業 | 鳥の劇場運営委員会 | 定額 | 25,000 | 25,000 | ・文化芸術創造拠点形成事業(補助率1/2)活用予定 |
表現ワークショップ(トリジュク)開催事業 | 4,000 | 4,000 |
アウトリーチ公演等開催事業 | 5,000 | 5,000 |
2 | 文化交流拠点整備事業(ハード事業) | 地域の文化芸術の活性化や文化芸術による地域振興に寄与する拠点となる施設の整備(鳥取市と共同で支援) | NPO法人鳥の劇場 | 2/3 | 39,424 | 5,777 | ・デジタル田園都市国家構想交付金(補助率1/2)活用予定 |
3 | 演劇を通した人づくり等事業(委託または補助)
| ・演劇を活かしたコミュニケーション力等向上ワークショップの実施(委託) | 鳥取県
(NPO法人鳥の劇場へ委託) | (委託) | 5,000
| 5,000 |
・鳥の劇場及び周辺エリアの魅力発信、継続的な来訪に繋がる取組 | ・旅行事業者
・地域づくり団体 | 定額 | 1,800 | 1,500 |
優れた演劇の創造・発信等による芸術振興及び地域活性化事業 | 優れた芸術作品の創造と公演・発信 | NPO法人鳥の劇場 | 1/3
(10,000) | 10,000 | 10,000 | |
合計 | 90,224 | 56,277 | |
(4)次期アートピアとっとり行動指針策定に係る意見聴取
(単位:千円)
| 細事業名 | 内容 | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 次期アートピアとっとり行動指針(R6〜)策定に係る意見聴取 | 次期アートピアとっとり行動指針(R6〜)策定にあたり県内のアートによる地域づくりに取り組む団体に対する意見聴取に係る経費 | 0 | 237 | 令和5年度末に次期指針を策定するため6年度は実施なし |
合計 | 0 | 237 | |
3 参考
鳥の劇場による文化交流拠点整備事業(ハード事業)への支援及び当該整備事業と並行して取り組むソフト事業については、鳥取市が中心となって取り組んでおり、計画期間(R5〜7)総額で、ハード事業支援の負担割合は市と県で3:1(解体撤去費は市10/10)、ソフト事業についても約2.8:1となっている。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
■アートを活用したまちづくり事業
・平成24年度から鳥取県アーティストリゾート推進組織育成事業により、アートを使った地域活性化、アーティストの移住を目指す地域団体の取組を支援してきた。
・平成26・27年度には「鳥取藝住祭」を開催し、県内全域の様々な地域でアートを使った地域活性化、アーティストの移住を目指す地域団体の取組が行われるようになり、県外にもこの取組が知られるようになった。
・平成28年度以降は、本県の魅力ある制作環境を活かしながら文化芸術活動を行う地域づくり団体等の取組を支援している。
・令和3年度から補助金の支援期間の上限(最長8年間)を設け、市町村連携型地域活性化拠点事業など次のステップへの移行を促す取り組みも進めている。
■工芸・アート村推進事業
・複数の作家やアーティストが居住し、活気ある創作活動が行われることで新たな人と物の流れを生み出す「工芸・アート村」の創出の推進を目的に河原町西郷地区、大山町の工芸・アート村を支援している。
・西郷地区は、平成29年度から工芸祭り、フォーラム、ワークショップ等の文化事業、情報発信事業を実施している。
・大山町は、平成28年度からイトナミダイセン藝術祭、アニメーション制作、アーティストによる講座・ワークショップ等を実施している。
・活動が定着してきた団体については、自立促進に向けて、段階的に補助額の引き下げを行っている。
■鳥の劇場による演劇を通した地域活性化事業
・鳥の演劇祭開催に関しては、地域が誇る文化芸術の拠点として舞台創作に取り組むとともに、国内外の優れた作品を身近に鑑賞できる貴重な機会として平成20年から継続開催し、また、当該演劇祭に付随し地域のまちづくり団体が実施する周辺事業(週末だけのまちのみせ、鹿野わったいな祭など)の地域資源の活用と魅力の発信イベントとともに、演劇による国際交流、文化芸術に触れる機会を創出し地域活性化に取り組んでいる。また、令和4年度からは、鳥の劇場がアウトリーチ公演等を県内各地で実施し需要獲得に繋げる取組を支援している。
・学校教育と連携した演劇を通した表現ワークショップ事業(トリジュク)では、地域の小中高生を対象に、演劇や音楽、映像などの芸術表現体験にあわせ省察(振り返り)を重点を置き、表現力や自己肯定感の向上を目指し、人材育成に取り組んでいる。
・鳥の劇場による創作演劇の上演を支援し、全国的にも珍しい廃校を活用した劇場へ鑑賞に訪れる環境づくりを行っている。
これまでの取組に対する評価
■アートを活用したまちづくり事業
・県外アーティストと地域住民が文化芸術活動を通した交流を行うことで、交流人口の増加や住民同士の交流による地域の活性化、及び地域住民が地域の良さを再発見することに寄与している。
・平成28年度から継続して事業を実施する団体がある一方、新たな取り組みも産まれており、アートを活用したまちづくりという手法が広がり、定着しつつある。
・一方で、事業を継続的に実施することだけでなく、中期目標を見据えた、より発展性のある取組としていく必要がある。
■工芸・アート村推進事業
・鳥取市西郷地区では、西郷工芸祭りをはじめとした一連の取組により工芸の郷としての知名度が上がり、地元が一体となって事業を推進している。令和2年春には工芸の郷第2号の若手陶芸作家2名が移住し、令和3年には河原町在住の作家が新たに加わって10軒15名の作家が関わることとなり、「芸術家が住まう芸術・工芸の郷づくり」に向けて着実に進めている。また西郷への来訪者増への対応として、作品の鑑賞及び体感ができるギャラリー&カフェが地域内に開設された。来訪者への魅力発信とともに、西郷地域における工芸の郷事業への親しみ・理解の醸成にもつながっている。
・大山町では、年間を通したワークショップ等や秋にはイトナミダイセン藝術祭を開催するなど、継続した活動が浸透した結果、県内外での認知度が上がり、イベントへの参加人数が増加している。また、レジデンス施設を整備運営するなどアーティスト受入体制を整えており、若手の創作活動をする人材が集まる様相を見せている。またイベントで整備した古民家に新たにアーティストが移住し、芸術祭に参加するなど、芸術祭を契機とした地域活性化の好循環が産まれている。
■鳥の劇場による演劇を通した地域活性化事業
・鳥の演劇祭については、平成20年度からこれまで毎年継続開催され、ここでしか見られない国際色豊かな演劇上演による地域の賑わいづくりに寄与している。R4以降新たに支援することとしたアウトリーチ公演では、アンケートによると、初めて演劇を見た方も多く、鹿野地域以外の方が普段鳥の劇場までいけない客層への周知に繋がっている。
・表現ワークショップ事業では、大学機関の研究テーマとして学術的、研究的見知からのアドバイスも受け、省察(振り返り)に重点を置くことで、表現力や問題解決能力の向上に寄与していると学校現場の評価も高い。
・鳥の劇場が自ら創作し演じる劇の上演により、鳥の劇場という独特のロケーションを活用した鹿野地域の地域活性化に繋がっている。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
70,347 |
29,672 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
40,675 |
要求額 |
104,270 |
45,862 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
58,408 |