これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・平成14年に開催した国民文化祭の成果を継承発展させるため、県民自らの手による文化芸術の祭典として15年から実施している。平成21年から愛称を「とりアート」としてロゴマークを作成、活用している。
・県内の文化芸術活動者、鑑賞者、地域づくり活動者、有識者、行政関係者等の委員で構成する実行委員会を設置し、各事業を推進している。
・平成27年度から、文化芸術による共生を図るため、更なる障がい者団体の参画を促進している。
・平成23年に取組方針「とりアート構想」を策定し、構想で定めた事業として、メイン事業、各地区企画運営事業、人材育成事業を実施していたが、令和3年6月に「とりアート構想」を廃止し、新しい取組方針「とりアート実施方針」を策定した。
・令和4年にホームページをリニューアルし、情報を随時更新するともに、SNSを活用した広報も積極的に行っている。
・令和5年度に事業の見直しを行い、メイン事業を廃止するとともに、文化団体・活動者及び地域との連携・活用を一層推進していくため、企画事業を新設。県出身のオペラ歌手らプロと、地域の合唱団が協演するコンサートを開催。
・令和6年度からさらに事業を再編し、次世代育成に重点を置いた事業を展開。
これまでの取組に対する評価
・平成24年度から事務局を県から(公財)鳥取県文化振興財へ移管し、名実ともに県民でつくりあげる総合芸術文化祭として、メイン事業や各地区事業を通して、県民による新たな文化芸術を創造するとともに、各地域の特色を生かした、県民に身近なところでの文化芸術活動を展開してきた。
・令和4年度はメイン事業として、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」を上演。888名が来場し、県内外で活躍するソリストらによる良質なオペラを楽しんだ。
・令和5年度は企画事業「未来への扉〜アーティストたちの協演〜」を開催、765人が来場し、満足度は92.8%と、好評であった。また、出演する音楽家が高校生の事前練習を訪問して指導し、当日は未就学児も入場可能とするなど、次世代活動者の育成にもつながった。各地区事業では、それぞれの特色を生かしつつ取り組んできた活動の蓄積が豊かに反映され、前回の4,772人を上回る6,879人が来場、アートに親しむ機会となった。