１ 事業の目的・概要
平成１２年１０月に発生した鳥取県西部地震に係る「大沢川被災家屋等復興特別対策事業」実施区間について、被災住宅住民の安全性に対する将来の不安解消のため、大沢川の管渠区間の老朽化や被災状況の点検・調査を行う。
２ 主な事業内容
・対象地区 大沢川被害家屋等復興特別対策事業実施区間（L=1,779m)
・事業期間 １０年間：R4〜R13（第3期）
・事業内容 大沢川管渠区間の内部点検調査等
（単位：千円）
 | 細事業名 | 内容 | 全体
事業費 | 要求額 | 前年度
予算額 | 前年度から
の変更点 |
１ | 目視調査 | 覚書に基づき毎年実施
（大沢川管渠区間の内部点検調査）
管内目視調査Ｌ＝１，７７９ｍ | 2,145 | 1,072 | 640 | − |
２ | 強度試験 | 覚書に基づき毎年実施
（大沢川管渠区間の内部点検調査）
シュミットハンマー強度試験Ｎ＝５７箇所 | 1,255 | 628 | 350 | − |
| ３ | 地盤強度確認 | 地盤強度調査(ｽｸﾘｭｰｳｪｲﾄ貫入試験) | − | − | 4,010 | R7は当該調査の予定なし |
| 地盤強度調査（標準貫入試験･ﾎﾞｰﾘﾝｸﾞ調査) | 7,800 | 3,900 | − | |
合計 | 11,200 | 5,600 | 5,000 | |
※負担割合は、覚書に係る確認書に基づき、鳥取県：米子市＝５０％：５０％
要求額
（単位：千円）
事業主体 | 全体事業費 | 県 | 米子市 |
県・市 | （10,000）
11,200 | （5,000）
5,600 | （5,000）
5,600 |
※括弧内の数値は前年度予算要求額
（内訳）
（１）内部点検調査等 3,400千円
（２）地盤強度調査 7,800千円
（負担割合 県：50％、米子市50％）
参考
１）目視調査：1,779m×1,206円/m ≒ 2,145千円
２）強度試験：57箇所×22,018円/箇所 ≒ 1,255千円
３）地盤強度調査：5箇所×780千円/箇所 ≒ 7,800千円
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
＜目標＞
平成１２年に発生した鳥取県西部に伴う「大沢川被害家屋等復興特別対策事業」実施区間について、暗渠排水管の老朽化や破損状況の点検・調査を行い結果報告を行うことで、暗渠排水管周辺住民の不安解消を図る。
＜取組状況＞
平成１４年から本事業に着手し、令和６年度で２３回の調査を実施。調査結果は、大沢川暗渠連絡協議会へ報告して管渠の現状について情報共有を行っている。
これまでの取組に対する評価
毎年経過報告を行うことで、周辺住民の安心確保につながっている。また、隔年で周辺住民の方々にも現地調査を確認してもらう取組みを実施しており、不安解消に大きな役割を果たしてきた。