ア 収集
(ア)歴史公文書等の評価選別・引継
知事部局、行政委員会等の鳥取県公文書等の管理に関する条例に定める実施機関、県議会が作成した公文書のうち歴史公文書を選別し、引き継ぐ。
(イ)法人その他の団体又は個人から寄贈・寄託された資料の整理・目録化を行う。
(ウ)国、県内市町村、類縁機関等が所蔵する県関係公文書等を調査・複製収集する。
(エ)県等の行政刊行物を収集する。
イ 整理
(ア)目録の作成・排架
引き継がれた歴史公文書等(特定歴史公文書等)の目録を作成し、迅速な出納のため適切に排架する。
(イ)簿冊の手入れ
不適切な綴り方がされている簿冊の綴直しやクリップの除去等簿冊の手入れを行う。
ウ 保存
(ア) 所蔵資料の修復及び電子化・複製本化を行い、長期保存を図るとともに県民への提供を行う。
(イ) 長期保存を図るため、資料を専用の保存器材に収納するとともに、IPM(総合的有害生物管理)を利用して書庫の管理を徹底する。
エ 利用
(ア)簿冊情報検索システムの手入れ
文書管理システムに登録された簿冊について、迅速な出納ができるよう、書庫情報を当該システムに入力する。
(イ)公表
特定歴史公文書等及び行政資料の目録をホームページ等に掲載する。
(ウ)審査
閲覧請求のあった簿冊について、利用又は利用制限の審査を行う。
利用請求に備え、事前に利用審査を行う
オ 普及・活用
展示その他の方法(『研究紀要』等出版物・講座等)により県政に関する情報を県民に提供する。
(ア)企画展の開催
○「鳥取大火の新出資料」(仮称)
目的:鳥取大火関係の公文書等を紹介し、過去の災害を紹介するとともに、災害への備えに対する啓発を行う。
時期:令和7年4月(2週間程度)
○「鳥取県ができるまで」仮称
目的:「とっとり県民の日」の趣旨である「県民がふるさとについて理解と関心を深める」ため、明治4年の鳥取県誕生から再置後の県政のあゆみ等を紹介する
時期:令和7年9月(3週間程度)
○「兵士と家族―戦後80年の記憶―」(仮称)」
目的:先の大戦から80年となることから、出征兵士と留守家族の間で交わされた軍事郵便他手記等の資料、「銃後の守り」を担った人々の手記・日記類や公文書等を利用し、戦争に翻弄された人々は地域の姿を紹介する。
時期:令和7年11月(1か月程度)
(イ)公開
電子化した資料をとっとりデジタルコレクションで公開する。
カ 公文書管理条例条例制定前引継文書の整理
条例施行前引継文書について、再評価を行う。 |