現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和7年度予算 の 農林水産部のきのこ王国とっとりシェア拡大推進事業
令和7年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

きのこ王国とっとりシェア拡大推進事業

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農林水産部 県産材・林産振興課 木材利用・特用林産担当 

電話番号:0857-26-7302  E-mail:kensanzai-rinsan@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R7年度予算額(最終) 79,000千円 1,577千円 80,577千円 0.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:79,000千円    財源:国1/2、単県   追加:79,000千円

一般事業査定:計上   計上額:79,000千円

事業内容

1 事業の目的・概要

 きのこ王国とっとりの実現、「鳥取県きのこ産業ビション」(令和6年3月)の達成に向け、全国生産量第6位の「アラゲキクラゲ」の生産拡大のため、菌床製造施設の整備を支援する。

     また、健康機能性成分(エルゴチオネインやビタミンDなど)を多く含むアラゲキクラゲ・チョレイマイタケ・マンネンタケ・ヤナギマツタケ等の機能性・生産性の向上を図る研究をきのこ研究機関に委託することにより、鳥取県産きのこのシェア拡大を推進し、きのこ産業の振興を図る。

2 主な事業内容

(1)菌床生産拡大支援(国補助:林業・木材産業循環成長対策交付金)

「鳥取県きのこ産業ビション」の戦略『アラゲキクラゲの更なる生産拡大』に向けて、需要が高まっているアラゲキクラゲの生産拡大のために必要となる菌床生産施設の整備を支援する。

(単位:千円)
補助金名
補助対象事業・補助対象経費
実施主体
補助率
(上限額)
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
アラゲキクラゲの菌床生産拡大支援アラゲキクラゲの生産体制の構築を図る機械・器具等の整備に要する経費生産者等の団体等
国:1/2
69,000
0
新規
合計
69,000
0
    (2)健康機能性成分を多く含むきのこの機能性向上を図る種菌と生産性向上を図る生産技術の開発(委託)
    「鳥取県きのこ産業ビション」の戦略『 新たな食用きのこの生産技術の開発・向上』を実現するため、鳥取県ならではの健康機能性に優れたきのこの生産拡大を目指し、新たな種菌や生産技術の向上を図る実証試験等を行う。
(単位:千円)
区分
内容
実施主体
要求額
摘要
1
機能性向上と生産性向上・機能性に優れた品種の選抜と開発
・生産量向上のための技術開発
(一財)日本きのこセンター   
10,000
契約期間
令和7〜9年度
種菌適性可否調査・安定した品質種菌の生産可能可否の調査
合計
10,000
    (研究委託費年度別内訳)
(単位:千円)

区分

R7

R8

R9

備考

人件費

5,244

5,244

5,244

研究員5名、技師2名、アルバイト1名

研究費等

4,756

4,756

4,756

検査機器使用料、消耗品等、諸経費

合計

10,000

10,000

10,000

3 事業の背景・必要性

○「きのこ王国とっとり」の実現に向けて、生産者、関係団体、県で「鳥取県きのこビション」(平成26年3月11日)を策定し、10年が経過したことから、「鳥取県きのこ産業ビション」(令和6年3月)に改定した。
    ○新たなビジョン達成に向けて、平成26年に発足した「原木しいたけブランド化促進協議会」を中心にブランド化を推進するため、関係者で連携した取組(生産体制の確立、販売戦略の実施、原木の安定確保、生産者の育成・確保等)を行っている。

    ○「アラゲキクラゲ」は大手外食産業界との需給チャンネルを活用し、生産量を増やしてきたきのこで、都道府県別生産量は全国第6位を誇っている。鳥取県産の需要も多く、更なる生産拡大のための体制整備が必要となっている。

    ○きのこ類の機能性活用に対する期待が増す中、国内唯一の学術研究機関である(一財)日本きのこセンター菌蕈研究所が保有する遺伝資源と研究ノウハウを活用し、鳥取発の機能性に富んだきのこ品種開発を行い、県内における新品種生産の推進により、きのこ産業の拡大を図る必要がある。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

[事業目標]
アラゲキクラゲの生産拡大と県内きのこの遺伝資源を活用し、機能性の向上、生産性向上に向けた研究委託により、鳥取発の新たなきのこ産業の創出・拡大を加速させる。

[取組状況]
委託研究の経過等
【第一期】(H25〜H27)
・国内での栽培歴が無いブクリョウの人工栽培に成功。
・新たな食用きのこの栽培実用化(無胞子性エリンギのスーパーでの販売(H30:4t)、アラゲキクラゲの大手外食産業への供給(H30:10t)
【第二期】(H28〜H30)
・実用栽培に向けた効率的手法を検討、スギ原木を使用した菌核の安定的収穫が可能となった。
【第三期】(R1〜R3)
・実証栽培試験(収量性向上)と指導体制(担い手確保)の構築
・安全性、品質管理体制(加工工程省力化等)、機能性成分の調査継続、販路開拓の検討。

これまでの取組に対する評価

・無胞子性エリンギは平成26年10月から一部スーパーで販売が開始され、平成27年8月には「プレミアムエリンギ 濃丸」と名称を決定し、ブランド化を推進した。
・アラゲキクラゲの生産量はR5年次、144(生)トン(全国6位)で増加傾向。さらなる、増産が期待されている。
・乾燥キクラゲは主にリンガーハットへ供給約70(生)トン
・栽培資材である菌床には、通常、輸入されたコーンコブが使用されているが、食用きのこの2品目には杉のおが粉が使用されており、県内のバイオマス資源が活用されている。
・生薬原料「ブクリョウ」の栽培実用化に一定の成果が得られ、ブクリョウ栽培技術に係る特許を取得(R6年4月)

財政課処理欄


 財源に新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)及び寄附金(企業版ふるさと納税)を充当します。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 79,000 74,000 0 0 0 0 0 0 5,000
保留・復活・追加 要求額 79,000 74,000 0 0 0 0 0 0 5,000
要求総額 79,000 74,000 0 0 0 0 0 0 5,000

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 79,000 74,000 0 1,000 0 0 0 0 4,000
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0