(1)菌床生産拡大支援(国補助:林業・木材産業循環成長対策交付金)
「鳥取県きのこ産業ビション」の戦略『アラゲキクラゲの更なる生産拡大』に向けて、需要が高まっているアラゲキクラゲの生産拡大のために必要となる菌床生産施設の整備を支援する。
(単位:千円)
 | 補助金名 | 補助対象事業・補助対象経費 | 実施主体 | 補助率
(上限額) | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | アラゲキクラゲの菌床生産拡大支援 | アラゲキクラゲの生産体制の構築を図る機械・器具等の整備に要する経費 | 生産者等の団体等 | 国:1/2 | 69,000 | 0 | 新規 |
合計 | 69,000 | 0 |  |
(2)健康機能性成分を多く含むきのこの機能性向上を図る種菌と生産性向上を図る生産技術の開発(委託)
「鳥取県きのこ産業ビション」の戦略『 新たな食用きのこの生産技術の開発・向上』を実現するため、鳥取県ならではの健康機能性に優れたきのこの生産拡大を目指し、新たな種菌や生産技術の向上を図る実証試験等を行う。
(単位:千円)
 | 区分 | 内容 | 実施主体 | 要求額 | 摘要 |
1 | 機能性向上と生産性向上 | ・機能性に優れた品種の選抜と開発
・生産量向上のための技術開発 | (一財)日本きのこセンター | 10,000 | 契約期間
令和7〜9年度 |
2 | 種菌適性可否調査 | ・安定した品質種菌の生産可能可否の調査 |
合計 | 10,000 |  |
(単位:千円)

区分 | 
R7 | 
R8 | 
R9 | 
備考 |

人件費 | 
5,244 | 
5,244 | 
5,244 | 
研究員5名、技師2名、アルバイト1名 |

研究費等 | 
4,756 | 
4,756 | 
4,756 | 
検査機器使用料、消耗品等、諸経費 |

合計 | 
10,000 | 
10,000 | 
10,000 | 
|
○「きのこ王国とっとり」の実現に向けて、生産者、関係団体、県で「鳥取県きのこビション」(平成26年3月11日)を策定し、10年が経過したことから、「鳥取県きのこ産業ビション」(令和6年3月)に改定した。
○新たなビジョン達成に向けて、平成26年に発足した「原木しいたけブランド化促進協議会」を中心にブランド化を推進するため、関係者で連携した取組(生産体制の確立、販売戦略の実施、原木の安定確保、生産者の育成・確保等)を行っている。
○「アラゲキクラゲ」は大手外食産業界との需給チャンネルを活用し、生産量を増やしてきたきのこで、都道府県別生産量は全国第6位を誇っている。鳥取県産の需要も多く、更なる生産拡大のための体制整備が必要となっている。
○きのこ類の機能性活用に対する期待が増す中、国内唯一の学術研究機関である(一財)日本きのこセンター菌蕈研究所が保有する遺伝資源と研究ノウハウを活用し、鳥取発の機能性に富んだきのこ品種開発を行い、県内における新品種生産の推進により、きのこ産業の拡大を図る必要がある。