事業名:
次世代スーパー種雄牛造成事業
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)
農林水産部 畜産振興課 肉用牛振興・遺伝資源管理担当
|
事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
当初予算額 |
99,559千円 |
11,831千円 |
111,390千円 |
1.5人 |
0.0人 |
0.0人 |
当初予算要求額 |
99,559千円 |
11,831千円 |
111,390千円 |
1.5人 |
0.0人 |
0.0人 |
前年度当初予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:99,559千円 (前年度予算額 0千円) 財源:国1/2、単県、基金
政策戦略査定:計上 計上額:99,559千円
事業内容
1 事業の目的・概要
「和牛王国とっとり」を再度復活し、鳥取県の畜産を元気にして全国に発信するため、
1 「白鵬85の3」のような全国に誇る種雄牛を作るための研究能力を高める。
2 猛暑や寒冷による種雄牛の体調変動を最小限にし病気にかかりにくい牛舎を新設する。
3 「鳥取和牛」を子牛段階から評価を高めるため、新規種雄牛を普及・広報する。
という3つの事業を実施する。
2 主な事業内容
(1)研究能力の向上
「白鵬85の3」のようなスーパー種雄牛を効率的に造成するため、高能力雌牛から採卵した受精卵の段階で、性別判定とゲノム評価を行う「受精卵ゲノム」などの先進的な研究体制を構築する。
(単位:千円)
 | 区分 | 内 容 | 要求額 | 前年度要求額 | 前年度からの変更点 |
1
| 種雄牛造成検討委員会の開催 | 「白鵬85の3」のような種雄牛を造成するため、研究体制、牛の管理、施設について生産者、専門家による検討会を開催する。
| 312 | 0 | ― |
2 | 県内雌牛の全頭ゲノム検査 | 県内雌牛全頭のゲノム育種価を把握するため、県外導入雌牛等ゲノム育種価が未判明な牛を検査し、高能力雌牛の選抜体制を整える。
| 1,000 | 0 | ― |
3 | 受精卵段階でゲノム検査ができる研究の推進 | 受精卵の段階で性別判定、ゲノム評価を行う「受精卵ゲノム」に取り組む。
受精卵ゲノム分析 12,000円×300卵=3,600千円
先進地研修経費 674千円
| 4,274 | 0 | ― |
4 | スーパー種雄牛を作るための雌牛導入 | 県内外から高能力な雌牛を畜産試験場に導入する。
| 12,000 | 0 | ― |
合計 | 17,586 |  |  |
(2)施設整備
種雄牛の採精や健康管理を効率的に行うことが可能な施設を現在の雌牛牛舎に新設するなど計画的に牛舎を整備する。
(単位:千円)
 | 区分 | 内 容 | 要求額 | 前年度要求額 | 前年度からの変更点 |
1
| 高能力雌牛を飼育する牛舎整備 | 現在使用していない旧乳牛舎を活用し、和牛の雌牛を飼育する牛舎への改修及び老朽化している現在の和牛雌牛牛舎の解体撤去に要する経費
旧乳牛舎改修・実施設計委託料 7,500千円
旧乳牛舎改修・地質調査費 3,280千円
雌牛牛舎解体撤去・実施設計委託料 1,960千円
建築確認等事務手数料 203千円
| 12,943 | 0 | ― |
合計 | 12,943 |  |  |
<施設整備スケジュール>
年度 | 整備内容 |
令和7年度 | 旧乳牛舎改修工事設計
現雌牛牛舎解体設計 |
令和8年度 | 旧乳牛舎改修工事(改修した牛舎への雌牛の移動)
現雌牛牛舎解体撤去工事
種雄牛舎・採精場・精液製造室が一体化した種雄牛舎棟の工事設計 |
令和9年度 | 種雄牛舎棟の建築工事 |
(3)県有種雄牛の普及・広報
「智頭白鵬」などの新規種雄牛を広く生産者にPRするとともに「白鵬85の3」のモニュメントを作製し「和牛王国とっとり」の復活をアピールする。
(単位:千円)
 | 細事業名 | 内容 | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 新規種雄牛肥育素牛導入推進事業 | 新規県有種雄牛の産子で発育基準※を満たした肥育素牛の導入、枝肉共励会等への出品による成績等データのフィードバックに対する支援を通じ、本県新規種雄牛の普及・価値向上を図る。
※発育基準(1日あたりの平均増体量) 去勢1.15kg/日、雌1.0kg/日
〈事業実施主体〉JA等
〈補助率〉定額:150千円/頭
事業対象期間:令和7年4月〜令和8年3月 | 36,000 | 6,000 | 継続 |
2 | 新規県有種雄牛普及促進事業 | 鳥取の和子牛市場における次世代種雄牛の活用を促進するため、事業対象種雄牛の種付けを行うことにより出生した子牛について、せり上場時に基準価格(県外種雄牛産子の平均価格)との差額を補てんする。
〈事業実施主体〉JA等
〈補助率〉基準価格との差額
発育不良牛100千円/頭
事業対象期間:令和7年4月〜令和8年3月 | 23,030 | 8,838
(当初)
5,000
(11月補正)
3,838 | 継続 |
3 | モニュメント整備補助事業 | 「白鵬85の3」のモニュメント作製にかかる経費の一部補助を行う。
〈事業実施主体〉JA等
〈補助率〉 1/2以内 | 10,000 | 0 | ― |
合計 | 69,030 | 14,838 |  |
3 背景
第11回全国和牛能力共進会宮城大会肉質日本一、令和2、3年の和子牛セリ価格日本一など鳥取県に大きく貢献した鳥取県有種雄牛「白鵬85の3」が亡くなった事により、次世代スーパー種雄牛の造成がより一層急がれる。ゲノム育種価、受精卵の作製、選抜方法など最新の技術を活用し種雄牛造成の効率アップを図る。また、種雄牛及び雌牛の飼養管理の高度化、効率化するための牛舎等の施設整備を行う必要がある。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・県内和子牛セリにおける県有種雄牛を父とする和子牛出荷割合を向上・上場頭数を維持し、セリ市場を活性化する。
これまでの取組に対する評価
・畜産試験場は、鳥取県の畜産振興に重要な役割を果たしており、代表的な例として県種雄牛「白鵬85の3」の造成は、全国和牛能力共進会の肉質日本一達成やその後の子牛価格日本一、繁殖雌牛の増頭などにつながるなど、大きな経済効果を産んでいる
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
要求額 |
99,559 |
13,347 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
69,030 |
17,182 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
99,559 |
13,347 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
69,030 |
17,182 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |