これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目的】
域内のすべての子どもに充実した学びを提供を行うにあたり、ICTの利活用の県内各自治体間格差を是正し、子どもの学びのDX化の実現できる運営支援体制を構築するため授業や校務のDX化を進め、教職員が学びにしっかりと向き合える環境つくる。
【取組状況】
県立高校では、令和4年度からBYADによる端末の導入が進み、令和5年度から県立特別支援学校高等部でもCYODによる端末の導入を実施された。すでに県内の市町村の小中学校では、一人一台端末が導入され、令和7年度から端末更新の時期をむかえ、ますますの業務の増加が見込まれる。例えば、学校現場では授業に加えて、校務での日常的なICT利活用が進み、端末の操作支援、アプリの設定、アカウントの管理、トラブル等に対して、安定的で迅速な支援を継続して進める必要がある。令和5年度はヘルプデスクの対象を域内の各市町村に拡大し、自治体間、学校内の格差の是正に向け、一段上の取組が求められている。
これまでの取組に対する評価
ヘルプデスクの開設により、迅速かつ正確なICTの利活用支援やトラブル対応が行われている。令和4年度月平均18.2件、5年度33.5件、6年度(9月末まで)67.2件の対応状況であり、ヘルプデスクについて学校現場に周知が進んだことやICTに関わる業務の増加により、激増している。また、1件の対応であっても、メールや電話のやり取りやアプリ会社への問い合わせなど、2週間以上対応が必要な場合も多い。今後端末更新に係る業務の増加や対応の複雑化が見込まれる。
・教職員の困り事(端末故障、機器の不具合等も含む)を一元受付・整理後、関係各所への連絡や回答の集約による業務効率化に寄与。
・効果的なICT活用の提示による校務・授業等への改善など強力な支援に寄与。
・管理コンソールにおけるアカウントの管理、アプリ等の設定業務、端末更新業務、年度更新年次更新処理など、業務支援による教職員の業務改善、働き方改革にも寄与。
・県全体のICT推進のため、県と域内の市町村と月1回開催している「GIGAスクール推進協議会(利活用・環境整備部会)の実施。
・ICT支援員との連携により、直接的な対応も実施も可能。
ICT支援員は各学校月4回以下の訪問であり、迅速な対応が困難である。また、専門的な高度な知識技能を有するICT支援員もまだまだ不足しており、ヘルプデスクによる遠隔的支援など、更なる運営支援体制の構築が必要。