これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
・全国学力・学習状況調査の正答率の向上
・とっとり学力・学習状況調査による学力を伸ばした児童生徒の割合の向上、学力の伸び率の向上、学力を伸ばした学級数の増加
【取組状況】
〇中学校の教育研究団体の実施する研究会に講師を派遣し、教育研究団体の活性化をはかり、授業改善を進めている。
〇全国学力・学習状況調査の調査問題を活用した「活用力アップにつながる授業改善事業(B-PLAN)」や単元到達評価問題を実施する学力向上重点校を全県に拡大して取組を進めている。
〇県と市町村教育委員会の指導主事等が学校マネジメントや教科の指導助言に関して学ぶ機会を設けて、指導主事の力量を高めるとともに、小学校全校訪問を年間に複数回訪問して授業を参観し、「わかる」「できる」授業改善について指導助言を行っている。
これまでの取組に対する評価
〇令和6年度の全国学力・学習状況調査では、正答率が全国平均を上回った校種、教科はなかった。知識・技能を問う問題の正答率は比較的高いが、その知識を活用して解く、思考力、判断力、表現力を問う問題の正答率が低く、知識習得型の授業から、「今、求められる学力」である思考力・判断力・表現力を育成する授業への変革を継続して図る必要がある。近年、思考・判断・表現を問う問題、記述式問題について改善が見られる教科がある。引き続き、全国学力・学習状況調査の問題作成に携わってきた講師を招聘した研修等を、小学校、中学校対象に実施していきたい。
〇とっとり学力・学習状況調査の分析方法について、各学校担当者の理解が進んできた。今後は、児童生徒の学力の伸びに着目した授業改善のための活用が期待される。そのための好事例を創出し、周知を図っていきたい。また、学校マネジメントへの活用も推進していきたい。