当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業大学校費
事業名:

農場経営費

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農林水産部 農業大学校 教育研修担当 

電話番号:0858-45-2411  E-mail:nogyodaigaku@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
当初予算額 41,616千円 58,566千円 41,616千円 3.4人 9.3人 0.0人
当初予算要求額 47,057千円 58,566千円 105,623千円 3.4人 9.3人 0.0人
前年度当初予算額 36,858千円 54,012千円 90,870千円 3.4人 9.3人 0.0人

事業費

要求額:47,057千円  (前年度予算額 36,858千円)  財源:単県、財産収入 

一般事業査定:計上   計上額:41,616千円

事業内容

1 事業の目的・概要

次代の農業を担い、指導的役割を果たし得る人材を育成・確保し、および農業者等の研修を行い、もって農業の振興に資するとともに、広く農業者等の生涯学習および国際交流を推進する。」を組織目標として実施するに当たり、農業技術の実践力を習得するため、学生及び研修生が実習を行う専攻コース等の農場運営、施設整備に要する経費である。

2 主な事業内容

専攻コース等の農場運営を行うとともに学校教育・研修教育の実践に必要な農業機械等を整備する。


    (1)各コースの農場運営に関わる経費
    コース等
    事業内容
    要求額
    (千円)
    作物水田で栽培する水稲、大豆及び白ネギ等野菜類の栽培実習を行う
    1,599
    果樹特産のナシを中心にブドウ、カキ、リンゴ等の果樹の栽培実習を行う
    3,628
    野菜スイカ、白ネギ、ブロッコリー、トマト等の特産野菜を中心に、施設及び露地での野菜栽培実習を行う
    3,134
    花き主要切り花と花壇苗を中心に、施設及び露地での花き栽培実習を行う
    2,224
    畜産乳牛と和牛の飼育や飼料作物の栽培実習を行う
    18,690
    研修科研修生が作成した就農計画に基づき選定した特産野菜を中心に、就農地域の実情に合わせた栽培実習を行う
    2,268
    共通専攻コース等に共通する農業機械関係の維持管理を行う
    446
    合計
    31,989

    (2)各コースの農場運営に必要な農業機械等の整備に関わる経費
    区分
    項目
    種別
    要求額
    (千年)
    備品購入費
    農業用ドローン新規
    1,261
    乗用草刈り機更新
    1,098
    電動運搬車新規
    1,065
    スパイダーモア新規
    339
    チッパーシュレッダー新規
    1,661
    運搬車更新
    1,199
    自走式ビーンスレッシャー新規
    1,472
    小計
    8,095
    委託料
    搾乳等システム定期検査定期検査
    506
    牛床仕切り柵修繕工事修繕
    2,310
    畜舎用巻き上げカーテン修繕工事修繕
    770
    畜舎用換気扇新規
    1,650
    バルククーラー洗浄装置交換更新
    913
    温室ハウスフィルム張替更新
    824
    小計
    6,973
    合計
    15,068

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

「次代の農業を担い、指導的役割を果たし得る人材を育成する。」を教育目標として実施し、就農率80%を目標とする。

<果樹コース>
 早期多収栽培が可能となる「ジョイント仕立て」と「V字ジョイント」の面積拡大を図った。就農予定の学生、研修生は就農時に「ジョイント仕立て」を導入する計画としており、在学中に知識や管理技術の習得が可能となった。
 電動機械の導入を進め軽労働化によりだれでも取り組みやすい果樹栽培を進めている。

<野菜コース>
 栽培実践学習指導において、1年生は春夏作はハウス、露地ほ場で複数人で2年生と共に担当し、秋冬作からは1人で栽培から収穫までを計画をして栽培管理できるようになった。2年生はプロジェクト課題を主体に計画的に栽培管理を行い、併せて1年生に指導、助言を行い日常の栽培管理上の人員配置や作業の段取りを行えるようになった。
 平成31年度より生産工程管理に取り組み、調製室、資材庫の整理を実施し、収穫物への異物混入のリスクは減少、資材等の所在及び在庫状況が明確となり管理作業がスムーズに行っており、令和2年度に白ネギでグローバルGAPの認証を取得。

<花きコース>
 花促進・抑制実践に取り組み、盆や彼岸に開花を合わせるなど花き生産の基礎を身に着けさせた。また、出荷物の売り上げ結果が、実習意欲の向上に繋がった。

<作物コース>
 近隣農家から借り上げた11筆の水田を活用し、各学生が1〜2筆を責任持って管理することで、水稲の栽培計画の作成や管理作業を実施するために必要な技能、知識を習得することができた。
 水稲では、鶏糞を活用し低コストで環境負荷低減につながる栽培技術や、スマート農業技術により作成された地力マップを活用した可変施肥田植など、プロジェクト活動を通じて技術の習得や知見を深めた。
 学生が作物栽培を行う実習田のほか、近隣農家の水田で水稲の基幹作業(田植、収穫)の実習を行い、機械作業の技術習得を図った。
 水田転作野菜(白ネギ、ブロッコリー等)の栽培実習を行い基礎的な栽培技術を習得した。
 ドローンによる追肥、地力マップに基づいた可変施肥田植機、収量コンバインなどの実演・体験会・プロジェクト活動を通じて、スマート農業に係る知見を深めた。
 令和4年度に導入した営農管理システムの活用を通じて、GAPに係る生産工程管理の意識が高まった。

<畜産コース>
 酪農関係では牛群検定成績や生乳検査成績、牛のコンディションのスコア化など数値的根拠に基づく観察や管理技術を学び乳牛の適正管理が実践できている。
 和牛関係では子牛の人工哺育や育成技術といった牛の成長過程における管理の重要ポイントを学習し子牛の発育改善が図られてきている。
 生乳生産管理システムの学習の一環として白バラ認証とJGAPの取り組みを行い、それぞれ認証を取得できている。
 倉吉農高と高大連携で3年後の和牛全共に向けた共同での取組を進めていく体制作りができあがった。

<研修科>
 実践的な研修教育指導等を行うため、アグリチャレンジ科、スキルアップ研修を運営し、就農希望者の掘り起こしや確実な就農・定着化に向け、研修希望段階から研修終了まで就農地の関係機関(市町村、普及所等)との情報共有を行い、就農準備や就農までの連携を図った。
 アグリチャレンジ科、スキルアップ研修では、多様な担い手を育成確保するため、受講者個々との面談を重ね、就農意欲を具体化しながら、意向に沿った就農を支援した。

これまでの取組に対する評価

令和5年度養成課程卒業生の進路状況[就農率:50%]
  ・親元就農                    2人
  ・農業生産法人等への雇用就農      5人
  ・農協等団体及び一般企業への就職   5人
  ・その他                      2人

<果樹コース>
 令和5年度卒業生3名のうち、農業関連団体2名、その他1名であり、専攻分野での活躍が期待される。

<野菜コース>
 令和5年度卒業生5名のうち、親元就農1名、雇用就農3名、農業関連団体1名であり、専攻分野での活躍が期待される。

<花きコース>
 令和5年度卒業生なし。
 ※令和4年度卒業生2名のうち、雇用就農1名、農業関連団体1名

<作物コース>
 令和5年度卒業生3名のうち、雇用就農2名、農業関連団体1名であり、専攻分野での活躍が期待される。

<畜産コース>
 令和5年度卒業生3名のうち、雇用就農1名、農業関連団体1名、その他1名であり、専攻分野での活躍が期待される。

<研修科>
 令和5年度アグリチャレンジ科研修生34名のうち、25名が就農し、就農率は74%であった。

財政課処理欄


 委託料、備品購入費を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 36,858 0 0 0 0 0 31,392 0 5,466
要求額 47,057 0 0 0 0 0 31,443 0 15,614

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 41,616 0 0 0 0 0 31,443 0 10,173
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0