事業名:
地球温暖化に対応した農業推進事業
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農林水産部 農林水産政策課 企画室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
当初予算額 |
32,093千円 |
11,831千円 |
43,924千円 |
1.5人 |
0.0人 |
0.0人 |
当初予算要求額 |
59,393千円 |
11,831千円 |
71,224千円 |
1.5人 |
0.0人 |
0.0人 |
前年度当初予算額 |
22,864千円 |
11,738千円 |
34,602千円 |
1.5人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:59,393千円 (前年度予算額 22,864千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:32,093千円
事業内容
1 事業の目的・概要
地球温暖化による水稲・果樹・野菜の生育不良や病害虫の多発、酪農及び養鶏の生産力低下等に対応するため、緊急対策や、今後に向けた調査研究等を行う。
2 主な事業内容
(1)研究会の開催
内容 | 事業主体 | 要求額
(千円) | 前年度
予算額
(千円) | 前年度からの変更点 |
1.鳥取県農業温暖化対策研究会
・県、農業関係団体、学術・研究機関等で構成する。
・研究会は地球温暖化が農業現場にもたらす影響分析及び生産現場での対策、中長期的な栽培技術の検討を行う。
2.コメ高温障害対策研究会
・県、JA、産米改良協会等で構成する。
・高温期に向けた技術対策の検討、広報、次年度対策の検討
【事業費】研究会開催に係る会場使用料、謝金・旅費等
| 県 | 344 | 342 | ― |
(2)技術対策
 | 区分 | 事業内容 | 事業主体 | 補助率 | 要求額
(千円) | 前年度
予算額
(千円) | 前年度からの
変更点 |
(ア)
共通 | 全県的な注意喚起支援 | イネカメムシ、果樹カメムシ等の注意喚起
・県内生産者向けに防除対策等の注意喚起を実施
・チラシ、ポスター、テレビCM 等 | 県 | ― | 5,000 | 0
(予備費
2,500) | 果樹の注意喚起を追加 |
(イ)
水稲 | 高温障害対策支援 | コメ高温障害対策研究会の活動に必要な経費を助成
(1)高温障害対策に係る啓発活動
・チラシ作成、JA広報誌への掲載等
(2)種子増産対策
・品種転換にかかる種子需要に対応した保管料
・充実した種子生産に必要な渇水対策
※星空舞の作付推進に必要な経費は別事業(県産米事業) | 鳥取県産米改良協会等 | 県1/2 | 2,000 | 4,000 | R6実績ベースに減額 |
イネカメムシ等の防除体制構築支援 | (1)防除計画策定支援
・対策検討会開催に要する事務費
・防除計画策定の際の調整に係る経費 | 市町村 | 県1/2 | 500 | 500 | ― |
(2)広域防除体制構築支援
・広域防除に必要な防除機械設備導入等を支援
・防除機器の導入経費、リース・レンタル料 | 農業法人、
認定農業者等 | 県1/3
市町村任意 | 6,600 | 8,027 | リース・レンタル経費も対象に追加 |
(3)発生予察体制の整備
・防除所、普及所、JA等が行う発生状況調査に必要な経費 | 県 | ― | 800 | 300
(予備費
500) | ― |
合計 | 14,900 | 12,827
(予備費含:15,327) |  |
(3)暑熱対策
 | 事業内容 | 事業主体 | 補助率 | 要求額
(千円) | 前年度
予算額
(千円) | 前年度からの変更点 |
(ア)
果樹・野菜選果場 | 選果場での作業における暑熱対策のための冷房設備(スポットクーラー等)の導入支援
(事業費上限)10,000千円
3件(東・中・西部各1件を想定) | JA | 県1/2 | 15,000 | ― | 新規 |
(イ)
野菜 | 寒冷紗等の昇温抑制資材、潅水設備、冷房設備、高温耐性品種の実証等の高温障害対策に要する経費
(事業費上限)1,800千円 | 生産者 | 県1/3
市町村1/6 | 7,133 | ― | 新規 |
(ウ)
酪農 | 生乳生産性向上や省エネ・省力化、暑熱対策に資する施設・機械整備導入経費の支援
(事業費上限)5,000千円 | 生産者 | 県1/3
市町村1/6 | 15,859 | ― | 新規 |
夏場の乳量低下を抑制し、生乳生産性向上を図るため、暑熱耐性に優れる種雄牛を交配するための精液導入について補助。 | 生産者 | 県1/3 | 334 | ― | 新規 |
(エ)
養豚 | 暑熱対策に資する施設・機械整備導入経費の支援
(事業費上限)5,000千円 | 生産者 | 県1/3
市町村1/6 | 1,895 | ― | 新規 |
(オ)
養鶏 | 暑熱ストレスによる産卵率、育成率の低下に対応するための鶏舎への暑熱対策導入経費の支援
(事業費上限)5,000千円 | 生産者 | 県1/3
市町村1/6 | 1,217 | 7,695 | ― |
合計 | 41,438 | 7,695 |  |
※(ア)(イ)は生産振興課、(ウ)(エ)(オ)は畜産振興課で実施
(4)新規品目実証
 | 事業内容 | 事業主体 | 補助率 | 要求額
(千円) | 前年度
予算額
(千円) | 前年度からの変更点 |
意欲的な生産者による栽培技術実証 | 温暖化により県内でも新たに栽培できる可能性のある品目の導入可能性を検討するための現地実証に対する種苗費・ほ場条件整備費等を支援する。
(実証予定品目).柑橘類、熱帯果樹
(実証期間)最長3年間
(事業費上限)1,000千円 | JA、生産者 | 県1/2 | 2,000 | 2,000 | 県補助率
1/3→1/2 |
温暖化に対応した新たな品目・品種の創出および栽培方法の確立 | 高温下で栽培が可能な作目の鳥取県における栽培可能性試験及び、高温下で高品質な栽培を可能にする新資材の試験等を行う。(カンキツ等) | 県 | ― | 711 | ― | 新規 |
合計 | 2,711 | 2,000 |  |
3 前年度からの変更点
(2)技術対策
・全県的な注意喚起はイネカメムシに加えて果樹カメムシ類でも実施
・イネカメムシの防除支援は委託経費の補助から広域防除体制構築(防除ドローン等の導入、レンタル等)に移行。
(3)暑熱対策
・施設における人や生産物に対する対策として、選果場における冷房設備、野菜の栽培・出荷に係る設備等の整備、暑熱耐性に優れる種雄牛を交配するための精液導入、養豚の施設・機械整備を追加。
(4)新規品目実証
・「意欲的な生産者による栽培技術実証」県補助率を1/3→1/2へ変更
・高温化における栽培可能性を検討するため、栽培試験(シールディングマルチによる柑橘の高品質果実生産等)を追加。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
(1)鳥取県農業温暖化対策研究会の設置
農業関係団体、学術・研究機関等により構成し、球温暖化が農業現場にもたらす影響分析及び生産現場での対策、中長期的な栽培技術の検討を行う。
(2)技術対策
(水稲)
・イネカメムシの防除支援は委託経費の補助から広域防除体制構築(防除ドローン等の導入、レンタル等)に移行。
(4)現地実証
事業利用:1件(ドラゴンフルーツの栽培実証)
これまでの取組に対する評価
(1)温暖化対策研究会
8月に第1回温暖化対策研究会を開催した。県、JA、気象台、研究機関等を参集し、試験研究内容の共有及び農業現場における現状・課題についての議論を行った。
(2)技術対策
(水稲)
・令和6年度当初予算に予備費も活用し、イネカメムシの発生の多かった県西部での防除支援、発生予察体制の強化に加え、全県的な注意喚起を実施した結果、防除の徹底がなされ減収による著しい被害は抑制されたが、防除適期がずれる事による斑点米被害は問題となっている。
財政課処理欄
全県的な注意喚起は通常の業務の中で効果的に実施してください。意欲的な生産者による栽培技術実証の補助率は現行のままとします。暑熱対策の果樹・野菜選果場については他事業の活用が可能であることから計上を見送ります。広域防除体制構築支援の機器導入については他事業の活用が可能であることからリース経費を計上します。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
22,864 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
22,864 |
要求額 |
59,393 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
59,393 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
32,093 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
32,093 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |