これまでの取組と成果
これまでの取組状況
県では、H29年1月に、持続可能な土木建設業のための県土保全を担う土木技術者の確保・育成を目的として、県内の産学官による「鳥取県建設分野担い手確保・育成連携協議会」を設立し、実践的な技術研修や、技術力向上により、県内人材の建設産業への入職、定着を進めてきた。
近年、特に県外進学者の増加及びUターン率の低下等により、建設人材の入職者数の低下が顕著になってきており、県外人材の確保に重点を置いた対策の強化が必要となっている。
県土木職員の採用においては、採用試験の見直しのほか、土木職の魅力発信、インターンシップの強化等の対策を講じてきたところであるが、採用数は減少しており職員の欠員が常態化している。
これまでの取組に対する評価
就労者に対する資格取得支援や学校現場での実践的な研修支援などにより、1級・2級土木施工管理技士資格の取得率は全国平均を上回り、県内建設業への入職定着と技術力向上に寄与している。
(土木施工管理技士合格率(R6年度))
1級46.7%(全国平均41.2%)
2級50.0%( 〃 35.1%)
県内建設産業への高校生の定着率は、H29年度の64%からR6年度85%(全産業78%)に増加し、一定の成果が出ている。