これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
○ 交通死亡事故抑止のため、高齢者対策、飲酒運転対策等、交通事故情勢を踏まえた効果的な対策を推進する。
【取組状況・改善点】
【交通安全教育】
関係機関・団体と協力しつつ、幼児から高齢者まで各年齢層を対象に、交通社会の一員としての責任を自覚できるような交通安全教育を実施している。
【交通安全運動】
関係機関・団体や地域交通安全活動推進委員等の地域ボランティアと連携し、県民に対する交通安全思想の普及・浸透等に努めている。
【交通情報提供】
交通規制状況や交通管制システムにより収集・分析したデータを交通情報として運転者に広く提供し、運転者が混雑の状況や旅行時間を事前に把握して安全かつ快適な運転を可能とすることにより、交通の流れを分散させ、交通渋滞や交通公害の緩和を推進している。
【高齢者対策】
高齢化が進展する中、交通事故死者に占める高齢者の割合が依然として高く、高齢者の加害事故の割合も増加傾向であることから、県下3警察署に鳥取県警察高齢者交通安全教育指導員(シルバー・セイフティ・インストラクター)各1人を配置し、高齢者に対して各種シミュレータを活用した参加・体験・実践型の交通安全講習や戸別訪問指導を実施して、交通安全の啓発や反射材用品の積極的活用の広報等を行っている。
これまでの取組に対する評価
【交通安全教育】
交通安全施設等のハード面の整備のほか、園児や児童等を対象とした交通安全教育や高齢者に対する交通安全講習等のソフト面の取組を推進した。引き続き、交通安全意識の高揚等を図るため、年齢・心身の発達段階や地域の実情に応じて、交通安全講習等のソフト面の取組を推進する必要がある。
【交通安全運動】
全国又は県下一斉に行われる交通安全運動は、交通事故の悲惨さ、人命の尊さ、さらには誰もが交通事故の加害者・被害者になる可能性があることを訴えることができる機会であり、関係機関・団体等と連携して、引き続き、交通安全思想の普及・浸透等に取り組んでいく必要がある。
【交通情報提供】
収集した交通情報は、カーナビゲーションやスマートホン等に提供する等、様々な手段により交通情報を提供している。
【高齢者対策】
令和5年中の交通事故死者14人のうち高齢者は9人であり、依然として高い割合(64.3%)を占めている。
引き続き、鳥取県警察高齢者交通安全教育指導員(シルバー・セイフティ・インストラクター)等による交通安全講習等各種対策を積極的に展開し、交通死亡事故抑止をより一層推進する必要がある。