これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○鳥取県は、唱歌「ふるさと」など数々の名曲を残した岡野貞一をはじめ、大阪音楽大学の設立者・永井幸次、自由律俳人・尾崎放哉などを郷土の誇る偉人として顕彰し、その作品や業績、県内のゆかり地などを発信してきた。
○平成26年度には、鳥取県・鳥取市・顕彰団体が協力し、生誕130周年記念事業を実施し、放哉ゆかりの地としての鳥取県を発信した。
(主な内容)
尾崎放哉生誕130周年記念フォーラム(記念公演や作品解説)
自由律俳句教室(県内小学生、一般向けの教室)
尾崎放哉作品展(自由律俳句などの全国公募展)
書道パフォーマンス(県内高校生が放哉の句を題材として披露)
私の好きな放哉句募集(全国の放哉ファンから最も好きな句を募集)
〇県内には尾崎放哉の顕彰する「放哉の会」があり、毎年尾崎の句をテーマとした書道作品の全国公募展が開催されている。また、生誕地である鳥取市の市街地周辺には、生誕130周年を記念して建立された100基以上の句碑が建立されている。放哉の作品等と合わせ、これまで蓄積してきたこうした文化資源を活用し、放哉ゆかりの地・鳥取の認知を全国へ広げていく他、事業を契機として文学の奥深さとその魅力を知ってもらい、県内の文芸文化の振興と継承につなげる。
これまでの取組に対する評価
〇鳥取県ではその作品や業績、県内のゆかり地などを県ホームページ等を通じて発信するほか、放哉ゆかりの地マップを作成しており、鳥取市街地周辺のゆかりの地には、県外からも放哉のファンが訪れている。
〇尾崎放哉の顕彰団体が毎年実施している全国公募展「放哉を書く」に対して、開催費用の一部を助成しており、作品の応募や鑑賞を通じて、さらに多くの人々が放哉の個性豊かな句に親しむとともに、その功績を県内外へ広く周知する機会の創出につながっている。