これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1.事業目標
・新たな需要獲得による鉄道路線の維持
2.取組状況
・ 「鳥取県における持続可能な地域公共交通の実現及び地域の活性化に関する連携協定」において、以下の項目について連携、協力して取り組むことを合意しており、鉄道ネットワークを活用したまちづくりを進めている。
@観光列車を通じた観光振興及び交流人口拡大
A駅を核としたまちづくり
B鉄道の日常利用に向けた利便性向上及び利用促進
CMaaS推進やキャッシュレス化をはじめとするDXの取組
D鉄道と他の公共交通との共創及び多分野との共創の推進
・令和6年7月の「鳥取県東部地域交通まちづくり活性化会議」において、以下について重点的に取り組むことを宣言している。(鉄道関係抜粋)
@大阪・関西万博を機に、関西圏から「WESTER」など便利なツールを活用した「とっとリアル・パビリオン」への鉄道誘客を促進します。
A因美線、山陰本線、智頭線の県境を越えた観光列車の運行やツアー造成等を行います。
3.改善点
・「大阪・関西万博」を契機に、県域外を結ぶ特急列車の利用促進の取組を強化する。
・様々な観光列車やラッピング列車等も活用し、地域住民の利用促進の取組を実施する。
・地域住民の利用促進の取組への支援を充実する。
これまでの取組に対する評価
・JR、智頭急行の大きな収益源である特急「やくも」「スーパーはくと」の利用は回復傾向ではあるものの、コロナ前の利用には戻っていない。JRが令和3〜4年に実施した減便の復便、今後の普通列車の運行を維持するために、今後も更なる特急列車の利用促進への支援が必要である。
・観光列車「あめつち」の山陰本線鳥取〜城崎温泉への運行エリア拡大や因美線特別運行、及び「スーパーはくと名探偵コナン号」「とっとりサンド列車」等、魅力的な列車の県内運行を実現できた。今後は県外からの誘客に加え、沿線住民の利用も促進することで、路線維持を図ることが必要である。
・利用促進の取組(スタンプラリー、駅カード等)を実施する中で、県内市町村や地域住民の利用促進に対する啓発も行うことができた。今後は、県内市町村や地域住民による積極的な取組を推進していくことが必要である。