これまでの取組と成果
これまでの取組状況
●事業目標
日野郡鳥獣被害防止計画に基づく目標値(R5→R7の3ヵ年ごとに目標値が定められ、最終年で30%減を目標値とする)
被害面積(a)
R3(基準):138
R7(目標):96.6
R5(実績):455
被害額(千円)
R3(基準):1,530
R7(目標):1,071
R5(実績):5,143
R4実績
・被害状況調査の出動:302回
・侵入防止柵設置研修:12地区
R5実績
・被害状況調査の出動: 290回
・侵入防止柵設置研修: 11地区
●取り組み状況・改善点
・鳥獣被害対策の技術指導に関する総合窓口として、3町の住民からの相談を受ける他「寄せない、入れない、捕まえる」を基本対策とし、助言・指導・調査等を実施。特に侵入防止柵の設置については地域ぐるみの対策を支援。
・通報等を受けた場合に現場に出動して対応できる体制が整い、鳥獣被害対策が速やかに実施できるようになった。
・鳥取県西部地区の野生イノシシにおける豚熱発生が確認された後は、実施隊が野生イノシシの死体処理を対応。適切な消毒・埋却を町と協力して実施。
・死亡イノシシの処分マニュアルを作成し3町に共有。
これまでの取組に対する評価
●侵入防止柵の設置要望がある地域において、加害鳥獣の生態等を含めた研修を実施。侵入防止柵の効果的な整備に寄与するとともに、営農意欲の向上に繋がるなど、地域農業の活性化に貢献している。
●協議会は発足から10年が経過したが、これまでの活動成果が認められ令和5年度鳥獣対策優良活動表彰(主催:農林水産省)における被害防止部門において、農林水産省農村振興局長賞を受賞した。
●R5年度には捕獲確認システムの整備が完了し、今後のシカ対策の十分な体制を整えた。
また、クマ出没時の初動対応、サル出没時の相談、外来生物であるアライグマの郡内確認状況の共有など、幅広い活動に取り組まれるようになっている。
●日野郡内で野生イノシシにおける豚熱感染が発生した際には、死体処理を対応し、処分マニュアルを作成。適切な対応を迅速に行うことで、日野郡内の豚熱防疫体制を高度に維持している。