これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
事業承継の推進に向けた支援体制の構築、マッチング支援、後継者育成や確保等を通じて、県内企業の円滑な事業承継を支援する。
<取組状況>
〇“とっとり×後継ぎリノベータ―”プロジェクト(「起業型」事業承継推進モデル構築事業)(R4年度〜)
オープンネーム(被承継者)公開
R4年:5件(成約1件) R5:5件
R6:2件(基本合意1件、その他掲載準備中:5件)
(承継者)公開 R5:10名 R6:(準備中)5名
県内移住ツアーの実施R4:1回開催 R5:1回
〇中山間地域における事業承継推進モデル構築事業(R4年度〜)
県内企業の意識調査の結果に基き、承継意識の状況に応じて個社ごとにプッシュ型の伴走支援を実施
〇とっとり今から備える事業承継塾(R6年度〜)
R5年度のプレセミナーを経て、R6年度から経営者、後継者、支援者それぞれに向けたセミナーや講座を実施。
〇関係機関との連携体制づくり
・県、鳥取県商工会連合会、日本政策金融公庫との3社協定を締結
(R4年12月)
・とっとり今から備える事業承継推進コンソーシアムの設立(R6年2月)
金融機関、支援機関、商工団体、行政 41団体が参画
これまでの取組に対する評価
<評価>
〇中山間地域における事業承継推進モデル構築事業、連携協定、コンソーシアムの設立などにより、関係機関の連携体制が確立
事業承継に関する相談件数、成約件数ともに大きく増加した。
(鳥取県事業承継・引継ぎ支援センターへの相談件数と承継件数)
・相談件数R3年度229件 →R5年度349件
・承継件数R3年度21件 →R5年度49件
〇“とっとり×後継ぎリノベータ―”プロジェクトにより、HP上での県内企業の紹介を開始し、オープンネームでのマッチング成約に至った。(R4年度:成約1件、R6年度:基本合意1件)
また、支援機関や金融機関にもオープンネーム(実名公開型)による小規模事業者のマッチングは一般化してきており、本事業の当初の目的である新たな形での事業承継の検討についての土壌の整備に一定の役割を果たした。
今後は移住型起業の観点も盛り込みつつ、引き続き起業型事業承継に関する支援に注力していく。
〇一方、各社の調査では、後継者不在率が他地域に比べ高い状況が続いており、事業承継塾の更なる活性化を図り、早期の事業承継に向けた準備や後継者の確保等を促していくことが必要。