(1)資源調査・漁場形成調査
調査区分及び対象魚種 | 調査内容 |
市場調査
(あじ類、さば類、いわし類、クロマグロ、スルメイカ) | 主要な浮魚類の漁場の聞き取りや、水揚げ物の体長・体重の測定、生殖腺の成熟状況等を調査する。 |
マアジ加入量調査(試験船第一鳥取丸による調査) | 表・中層トロールにより、マアジの稚魚の分布・採集状況からその年生まれのマアジの加入量を推定し、これを基に秋以降の漁況予測を行う。
※調査海域は日本海から東シナ海にまで及ぶため、国立研究開発法人水産研究・教育機構、島根県、山口県と連携して調査実施 |
マイワシ仔稚魚調査(試験船第一鳥取丸による調査) | 対馬暖流系群の主要産卵場所の1つである隠岐海峡周辺において海表面のネット曳きにより、マイワシ仔稚魚の分布状況調査を行うことで、産卵期や産卵場所に関する情報を蓄積する。
※現在、資源の増加期にあると考えられその増加シグナルをとらえる。 |
クロマグロ仔魚調査(試験船第一鳥取丸による調査) | 海表面のネット曳きにより、ふ化後間もないクロマグロ仔魚を採集し、加入状況や山陰沖での産卵の有無等の情報を収集する。
※日本海においては、国立研究開発法人水産研究・教育機構、島根県と連携して調査実施 |
春イカ漁場形成調査 | 北上期スルメイカの来遊開始時期をタイムリーに把握し、その情報を漁業者に提供・共有し漁獲活用するとともに、イカの分布密度や大きさ等の情報も把握し、資源評価等のデータとして利用する。
※これまでの第一鳥取丸によるイカ漁場形成調査と平行して実施 |
(2)漁獲統計調査
資源予測を行う上で欠かせない漁獲統計について、境漁港で水揚げされた魚介類の数量を仕切り伝票などから情報収集し、整理・解析を行う。
(3)漁況予報の発信
境港漁業関係者を対象に下記の会議等で調査報告等を行う。
開催日 | 会議 | 直近の参加者数 |
7〜8月 | マアジ・クロマグロ報告会 | R6年開催41名参加 |
12月 | 第1回境港地区漁海況連絡会議 | R5年12月開催42名参加 |
3月 | 第2回境港地区漁海況連絡会議 | R6年3月開催55名参加 |