現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和7年度予算 の 水産振興局の境港市場お魚PR事業
令和7年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産業振興費
事業名:

境港市場お魚PR事業

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水産振興局 境港水産事務所 境港水産振興担当 

電話番号:0859-42-3167  E-mail:sakaiminatosuisan@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R7年度当初予算要求額 4,219千円 3,155千円 7,106千円 0.4人 0.0人 0.0人
R6年度当初予算額 4,023千円 3,130千円 7,153千円 0.4人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:4,219千円  (前年度予算額 4,023千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

(1)マグロ資源地域活用推進事業

    日本有数の水揚量を誇る境港産クロマグロの認知度向上・消費拡大及び資源管理への取組姿勢を県内外へPRするための地域の幅広い関係者の連携による活動に対して支援を行う。

    (2)境港お魚ガイド活動支援事業
    専門ガイドによる境漁港見学ツアー及び各種魚食普及活動等を支援し、産地境港の知名度向上並びに水産物の消費拡大を図る。

    (3)香港便利用客の漁港見学ツアー通訳派遣支援
    米子空港と香港を結ぶ定期便が10月から就航すること等に伴い、見学ツアーへの参加が増加すると予想される香港便利用客に対して行う通訳派遣費用を支援し、境港産水産物に対するニーズの高まりが感じられる中国人に水産物のPRを行うことで消費拡大を図る。

2 主な事業内容

(1)補助金                                                                                                                                           (単位:千円)
項目
補助金名
補助対象経費
実施主体
県補助率
(上限額)
要求額
前年度
予算額
前年度からの変更点
マグロ資源地域活用推進事業鳥取県マグロ資源地域活用推進事業費補助金境港産クロマグロのPR及び資源管理などの情報を広く発信する活動に要する経費等境港天然本マグロPR推進協議会県1/3
市1/3
事業主体1/3
650
650
なし
境港お魚ガイド活動支援事業境港お魚ガイド活動支援事業費補助金境漁港見学ツアーの実施及び各種魚食普及活動(工場見学、料理教室、お魚検定等)を実施する専門ガイドの人件費、事務費等一般社団法人境港水産振興協会県4.5/10
市4.5/10
事業主体1/10
3,249
3,053
見学ツアー料金の改定
合計
3,899
3,703

(2)補助金以外                                                                                                                                              (単位:千円)
項目
内容
要求額
前年度
予算額
前年度からの変更点
香港便利用客の漁港見学ツアー通訳派遣支援増加する香港便利用客に対して行う通訳派遣を支援し、中国の境港産水産物への訴求力を向上させるとともに輸出促進や販路拡大による消費拡大を図る。
320
320
項目名

背景・効果

項目
背景
効果
(1)境港クロマグロの知名度向上支援境港にクロマグロを水揚げする大中型まき網では、マグロ類の資源管理のための国際機関WCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)の勧告に基づいた資源管理を行っているが、乱獲であるとのマイナスイメージが先行し、資源管理の努力が世間に正しく理解されていない。そのため、漁業者の資源管理への積極的な取組姿勢とマグロ資源を大切に利活用している実情を産地から全国に向け発信していく必要がある。・境港天然本マグロの認知度向上及び消費拡大

・資源管理に関する積極的な取組姿勢及び日本有数の生鮮クロマグロ水揚量をPR

・地域観光資源としての活用促進

(2)境漁港見学ツアー実施の助成境漁港見学ツアーは、平成21年6月に「マグロ見学ツアー」として事業開始し、平成22年度からはマグロ漁期以外の期間にも実施している。令和4年9月に整備された「境港おさかなパーク」で、漁具や市場PR動画を用いて説明を行う他、市場施設において水揚げの様子等についてツアーでの施設見学を実施しており、高度衛生管理型市場のPRと水産物に対する訴求力向上に貢献している。・魚食と観光の連携強化及び地域振興

・高度衛生管理型市場(令和元年6月に陸送・1号上屋、令和4年8月に2号上屋供用開始、令和5年9月にかにかご上屋供用開始)のPR

(3)香港便利用客の漁港見学ツアー通訳派遣支援近年、境港を訪れる外国人観光客が漁港見学ツアーに予約参加しており、参加者数は増加傾向にある。一方で、境港水産振興協会では増加しつつある海外参加者に対して、外国語対応ができる人材がいない状況である。今後は、R6年10月からの航空機の米子-香港線の定期便再開に伴い香港客の増加が予想される。また、中国においてはR5年の視察の受け入れを通じて、境港産水産物のニーズの高まりを感じているところであり、高度衛生管理型市場や水産物のPRが消費拡大に向けて重要になってくると考えられる。・増加する香港便利用客に対応した見学ツアーの体制の構築

・中国の境港産水産物に対する訴求力向上

・高度衛生管理型市場の取り組みや水産物のPRによる輸出拡大・販路拡大


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

事業目標
(1)マグロ資源地域活用の推進、PRによる消費拡大
(2)お魚ガイド活動の充実
(3)増加が見込まれる香港便利用客への対応、輸出促進及び販路拡大による水産物消費拡大

取組状況
(1)マグロ資源地域活用推進事業
・平成22年3月1日に本協議会が発足
・一般公募によるロゴマークの選定、商標登録(平成22年度)
・第1回境港まぐろ感謝祭の開催(平成23年度〜)
・マグロレプリカの作製[県事業](平成23年度)
・市内の幼稚園・保育園で食育活動を実施(平成24年度〜)
・県外量販店でのPR販売、マグロ解体ショーを実施(平成24年度〜)
・ポスター、のぼり、ステッカー等のPRグッズ作成及び配布
・PR試食会、消費者との意見交換会
・マグロブロック販売促進チラシ作成(平成26年度)
・マグロPRビデオの作成[県事業](平成26年度)
・初セリ式及び関西での初水揚げ当日イベントの初開催(平成27年
度〜)
・首都圏でのPR販売・販路開拓を実施(平成29年度〜)
・マグロのレシピ本の作成(平成30年度)
・マグロバックパネルの作成(令和2年度)
・マグロのぼりの作成(令和3年度)
・4年ぶりとなるマグロ感謝祭の開催(令和5年)
<令和6年度>
・初セリ式の実施(5月21日)
・関西、関東といった県外でのPR活動を実施
・マグロ感謝祭の実施(6月16日)


(2)境港お魚ガイド活動支援事業
・境漁港見学ツアー(R6参加者 114団体、1187名):10月4日現在
・早朝セリ見学
・水産イベントへの協力:まぐろ感謝祭、みなと祭、境港水産まつり等
・社会科見学補助
・境港おさかな情報発信(毎日ブログにて発信)


(3)香港便利用客の漁港見学ツアー通訳派遣支援
・R4〜6年にかけて「アフターコロナを見据えたインバウンド対応」として試験的に通訳派遣支援を行ってきた結果、海外観光客の参加者数は増加傾向にある。
・海外観光客の参加者数(R4→R5→R6:46名→51名→79名)
・通訳を漁港見学ツアーに派遣し、水揚げ風景等の見学、境港の水産のビデオを視聴し、高度衛生管理型市場と水揚げされる水産物をPR。

これまでの取組に対する評価

(1)マグロ資源地域活用推進事業
・PRグッズの活用により小売・量販店で宣伝効果が向上している。
・マグロ感謝祭は約5,000人の来場があり、境港産天然本マグロの知名度と訴求力向上に繋がっている。
・マスコミからの取材も多く、反響が大きい。
・資源管理に関する積極的な情報発信も行っている。
・内臓の有効利用などにも取り組んでいる(魚醤、ボッタルガ)。一部飲食店では、内蔵を利用した料理開発を行っている。
・初セリ式、関西での初水揚げ翌日イベントを開催し、効果的にPRを行っており、定番イベントとして徐々に認知されている。
・関西圏だけでなく、首都圏でのPRも実施し、全国的に境港産クロマグロの認知度を向上させている。
・マグロPRリーフレットは、食材としてのマグロの特徴や食べ方から、生態や資源管理までわかりやすく解説されており一般の方々にマグロについて幅広くPRしている。
・マグロを使った様々な料理のレシピを作成し、消費拡大を目指している。

(2)境港お魚ガイド活動支援事業
・お魚ガイドは観光客の受けが良く高評価。
・マスコミ関係からの取材や問い合わせが増えている。
・参加範囲も山陰中心から関西、関東、九州、沖縄など全国的に拡大、海外からの観光客の利用も徐々に増加している。さらなるPR及びツアー内容の充実が求められている。

(3)香港便利用客の漁港見学ツアー通訳派遣支援
・参加した外国人観光客からは「水揚げの様子をはじめて見た」、「普段はみることができないので興味深かった」と高評価。
・市場見学に興味を持つ人は多く、国内外問わず更なる市場PR効果や水産物への訴求力を向上させていくことが期待できる。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 4,023 0 0 0 0 0 0 0 4,023
要求額 4,219 0 0 0 0 0 0 0 4,219