【侵食対策事業】
サンドパック等の新設により海岸侵食、浜崖発生の防止を図る。
【津波・高潮対策事業】(R6年度完了)
気候変動に伴い海面水位の上昇が予測されている。これらを踏まえ、国では有識者による海岸保全のあり方に関する検討委員会を設置(令和元年10月)し、気候変動に伴う外力変化を適切に考慮した海岸保全へ転換するよう提言がなされた。これを受け、国の海岸保全基本方針が変更(令和2年11月)されたことから、本県の海岸保全基本計画も見直しを行う。
【高潮浸水想定区域検討】(新規)
水防法に基づく想定最大規模の浸水想定区域の指定に係る検討を行う。
【侵食対策】
鳥取県では平成17年5月に『鳥取沿岸の総合的な土砂管理ガイドライン』を全国に先駆けて策定した。このガイドラインに基づき、沿岸流砂系における量と質のバランスの取れた土砂の流れの連続性の確保・回復を目指し、長期的な視野に立った土砂管理計画を策定し、各管理者等が各々の役割分担のもと連携しながら土砂問題の解決を図ることとしている。
現在、海岸浸食対策事業を実施している2海岸(3地区)についても、当ガイドラインによる土砂管理を進めることとし、サンドパック等による浸食対策、浜崖対策と併せて、サンドリサイクル、養浜を行いながら浸食対策を進めているところである。
【津波・高潮対策事業】
海岸保全基本計画の変更に当たり、各沿岸における将来の海面上昇量、設計外力の推算を行った上で、現状の防護機能の評価等を実施し、第5次社会資本整備重点計画において目標とされている令和7年度までの海岸保全基本計画の変更を行う。
【高潮浸水想定区域検討】
平成27年の水防法の改正を受け、高潮水防強化に関する取組みが強化された。想定最大規模による高潮浸水想定区域のシミュレーションを実施し、高潮浸水リスクを把握するとともに、浸水想定区域図の作成を行う。