現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和7年度予算 の 農林水産部公共の基幹水利施設ストックマネジメント事業
令和7年度
当初予算 公共事業  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農地費 目:土地改良費
事業名:

基幹水利施設ストックマネジメント事業

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農林水産部 農地・水保全課 農村整備室 

電話番号:0857-26-7326  E-mail:nouchi-mizu@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R7年度当初予算要求額 225,000千円 789千円 225,789千円 0.1人 0.0人 0.0人
R6年度当初予算額 84,000千円 783千円 84,783千円 0.1人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:225,000千円  (前年度予算額 84,000千円)  財源:国1/2 

事業内容

1 事業の目的・概要

土地改良事業等によって造成された農業用用排水路等の基幹水利施設について、施設の劣化状況等を調べる機能診断を行い、その診断結果に基づいて施設の機能を保全するために必要な対策手法等を定めた計画に基づく対策工事により施設の長寿命化を図るとともに、省エネルギー化の推進やエネルギー価格の高騰の影響を受けにくい農業水利システム(設備、管理手法)への転換を促す。

2 主な事業内容

○一般型
      【事業内容】
      農業用用排水施設の機能を保全するために必要な補修・更新工事を実施する。
      【国事業名】
      農山漁村地域整備交付金(水利施設等整備事業(基幹水利施設保全型))
      【負担区分】
      国50%、県29%、市町村14%、地元7%
      【主な実施要件】
      ・機能保全計画に基づく対策工事であること。
      ・既存施設を有効活用することとし、既設機能の向上を主な目的としないこと。

    ○ゼロカーボン推進型
      【実施内容】
      農業水利施設の長寿命化対策と併せ、高効率設備やインバータ等、省エネルギー化に資する施設を整備する。
      【国事業名】
      水利施設等保全高度化事業(低炭素農業水利システム構築型)
      【負担区分】
      施設区分
      地域区分
      市町村
      地元
      1.脱炭素に資する設備
      一般
      50%
      30%
      14%
      6%
      中山間
      55%
      29%
      13%
      3%
      2.1と一体的に行う省エネ効果の発現に不可欠な設備
      一般
      50%
      30%
      13%
      7%
      中山間
      55%
      29%
      12%
      4%
      3.一体的に整備する脱炭素に資さない設備
      50%
      29%
      14%
      7%
      【主な実施要件】
      省エネルギー化や再生可能エネルギー利用に向けた低炭素排出土地改良施設整備計画を策定すること。

3 背景

県内の基幹的農業水利施設の多くは施設造成から40年以上経過しており、老朽化の進行とともに施設の更新を必要とする時期を迎えるものが増えている。 更新需要が増加すれば財政負担が大きくなるため、長寿命化対策による既存施設の有効活用を図ることが不可欠となっている。
また、土地改良施設における省エネルギー化の推進は、県が進める脱炭素社会の実現に寄与するだけでなく、特に用排水機場等の維持管理費に占める電気料金等の割合が高い施設では、電気料金等の高騰による影響を大きく受けるため、保全対策に合わせた省エネルギー化の推進により、農業水利施設の機能の安定的な発揮及び施設管理者・利用者の負担軽減を図ることができる。

4 要求内訳

地区
福部砂丘(鳥取市)他1地区
要求額
225,000千円
実施内容
ポンプ設備1式 他

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組
・機能保全計画に基づく土地改良事業として、施設長寿命化・ライフサイクルコストの低減を目的とした補修工事が進められている。
一方、対策時期を迎える施設について、長寿命化対策の取組を進めるために「鳥取県農業水利施設サポートセンター」をR6.4に開設し、農業者への伴走支援を開始した。
・令和7年度から、ゼロカーボン推進型において農業水利施設の保全対策に併せて目標とするエネルギー消費効率の改善を達成する地区を対象に促進費を交付し、農家等の負担軽減対策を実施する。

○近年の実施状況
・R1新規 1地区(海川:米子市・日吉津村・伯耆町)
・R2新規 2地区(古海第2:鳥取市、福部砂丘:鳥取市)

これまでの取組に対する評価

事業の実施により、県営造成施設の頭首工や幹線用水路等の土地改良施設の延命化が図られた。
 令和元年度に1地区、令和2年度に2地区で本事業に着手し、施設の延命化を進めているところであり、計325haの受益において継続した営農が見込まれている。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 84,000 42,000 0 0 17,640 21,000 0 0 3,360
要求額 225,000 113,090 0 0 46,403 58,000 0 0 7,507