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令和7年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:教育総務費 目:教育連絡調整費
事業名:

エキスパート教員認定事業

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教育委員会 小中学校課 学びの改革推進室 

電話番号:0857-26-7959  E-mail:syouchuugakkouka@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R7年度当初予算要求額 5,485千円 4,732千円 10,216千円 0.6人 0.0人 0.0人
R6年度当初予算額 6,000千円 4,695千円 10,695千円 0.6人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:5,485千円  (前年度予算額 6,000千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

他の教員のモデルとなるような優れた教育実践を行っている教員を「エキスパート教員」として認定し、その優れた指導技術等を普及させていくことにより、本県教員の指導力の向上を図る。


     平成21年度から本格実施 ※認定は3年間(原則として更新する)
     令和6年度認定者数   118名
     【内訳】小学校(30名) 中学校(20名) 高等学校(49名) 特別支援学校(19名)
     令和7年度新規認定予定数者 18名
     【内訳】小学校(10名) 中学校 (6名) 高等学校 (0名) 特別支援学校 (2名)
     令和7年度認定予定者数   134名
     【内訳】小学校(39名) 中学校(26名) 高等学校(49名) 特別支援学校(20名)
     
    ※令和6年度中に選考委員会を開催して候補者を選考、教育委員会で認定者を決定(令和7年3月)

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
エキスパート教員活用推進事業・エキスパート教員による年1回以上の授業公開及び授業研究会の実施
・教育課程研究集会における授業実践紹介
・エキスパート教員をワークショップ及び研修会等の講師として活用
・エキスパート教員授業実践動画の活用
鳥取県高等学校教育課程研究協議会におけるエキスパート教員による授業実践の発表又は県外研修報告会の実施(高校)
30
新設
専門性向上支援事業・県外研修等への派遣及び専門図書等購入によるエキスパート教員の更なる専門性の向上(研修成果を授業実践や指導助言に活用)
4,688
5,136
エキスパート教員連携事業・エキスパート教員としての効果的な活動の在り方や授業改善の方策等についてエキスパート教員同士が連携し、協議・情報交換を行う連絡協議会を開催(年2回)        576
632
新規等エキスパート教員認定事業・新規エキスパート教員の選考、認定等を行うための選考委員会、認定式を開催
191
232
選考委員会を1回実施
合計
5,485
6,000

3 エキスパート教員を県外研修へ行かせる意義や必要性

○エキスパート教員は、他の教員のモデルとなるような優れた教育実践を行う身近な見本であり、憧れの存在でもある。エキスパート教員が授業公開により学習指導要領の趣旨を授業レベルで示し、その優れた実践を他の教員が見たり、相談したりできることは、指導主事ではできないことであり、鳥取県の教員の育成において大きな役割を果たしている。
 しかし、GIGAスクール構想など、教育の世界は大きく変化している。教育現場では「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実が求められ、授業観の転換や自由進度学習など新しい授業の在り方や考え方が年々変化し、不易流行の「流行」を捉えていく必要がある。新しい教育を授業技術の高いエキスパート教員がいち早く察知し、授業に取り入れて示すことは、鳥取県教育に重要な意味を持っている。そのために、エキスパート教員が最新の教育について学び続けることができる環境を整えることは必須である。近年は、将来性のある30代の若手教員をエキスパート教員に認定している面もあるため、さらにその専門性を向上させる機会が必要である。

4 エキスパート教員の授業実践、研修等の横展開

近年、大量退職、大量採用の状況が続いており、若手教員の指導力向上を進めることが喫緊の課題となっている。
 ○エキスパート教員の授業を公開し、他の教員が参観することを通して、特に若手教員の指導力向上を図る。
 ○エキスパート教員所属校以外の学校、教育研究団体、教育委員会事務局実施の研修会等での指導・助言者として活用している。

【全校種共通】
 ・エキスパート教員による年1回以上の授業公開と授業のポイントを説明する授業研究会の実施
 ・採用3年目及び6年目教員全員が、研修の一環としてエキスパート教員による公開授業を参観
 ・教育課程研究集会及び教育課程研究協議会教科部会におけるエキスパート教員の授業実践の紹介

【小・中・義務教育学校】
 ・各教育局によるエキスパート教員を活用したワークショップの開催
 ・エキスパート教員による研修会講師
 ・Googleクラスルームを活用したエキスパート教員と教科等担当者の連携
 ・エキスパート教員授業実践動画を「とっとり『学びの部屋』」に掲載(小48本、中31本)

【特別支援学校】
 ・異校種の学校対象の特別支援教育研修会講師

【高校(拡充)】
 ・鳥取県高等学校教育課程研究協議会におけるエキスパート教員による授業実践の発表又は県外研修報告会
  ※本協議会は、4年間の悉皆研修のため、エキスパート教員の実践を全ての教員が共有することで横展開が期待できる
 ・エキスパート教員の授業公開、授業研究会後に、県が依頼した研修会を実施
  ※各教科年1回以上実施予定

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

【目標】
他の教員のモデルとなるような優れた教育実践を行っている教員を「エキスパート教員」として認定し、その優れた指導技術等を普及させていくことにより、本県教員の指導力の向上を図る。

【令和6年度の取組状況】
 ・5月 新規認定者及び更新者学校訪問
 ・5月 第1回連絡協議会
 ・8月 県教育課程研究集会におけるエキスパート教員との連携
 ・1月 第2回連絡協議会開催(予定)
 ・2月 令和7年度エキスパート教員選考委員会開催(予定)
 ・3月 令和7年度エキスパート教員認定式開催(予定)
 
 ・公開授業・研修会等(6月から実施、10月末予定まで)
   小学校 10回  中学校 7回  高等学校 13回 
   特別支援学校 4回

【改善点】
・新型コロナウイルス感染症の影響で令和2年度から令和4年度まで、県外研修を実施することがあまりできなかったが、令和5年度及び令和6年度は県外研修に参加するエキスパート教員も増えてきた。令和7年度も連絡協議会や県外研修等を実施し、エキスパート教員の専門性の向上を図り、その優れた授業技術等を県内に普及させていく。

これまでの取組に対する評価

・優れた授業を参観することによる他の教員の授業力の向上
・認定分野の教科等に係る他の教員への具体的な指導
・校内授業研究の推進と活性化
・県外研修等への参加やエキスパート教員同士の連携により、エキスパート教員自身の専門性や指導力が向上
・エキスパート教員の指導による若手教員の指導力向上




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 6,000 0 0 0 0 0 0 0 6,000
要求額 5,485 0 0 0 0 0 0 0 5,485