■鳥取県は2050年に脱炭素社会実現を目指して、「令和新時代とっとり環境イニシアティブプラン」を改訂(令和4年3月)し、本県の 2030年度温室効果ガス削減目標(2013年度比)を▲60%に引き上げ。
■目標達成に向けて、従来の我慢を強いる省エネのイメージを払拭し、「地球環境」と「健康」を守りながら、快適に賢く住まうライフスタイルへの転換を図る「とっとりエコライフ構想(愛称:トットリボーン!)」を提唱し、県民に啓発・実践を促しているところ。
■取組状況
・県民に対して、家庭で実施可能な省エネの取組みをメディア等を通じて啓発を行い、電力消費量の多い夏、冬にはキャンペーンを行うなどし、県民の意識転換を進めるとともに、市町村と連携し、再生可能エネルギー導入支援等を実施。
・トットリボーン!の取組が県下の自治体でも動き出しており、賢く住まうための「断熱ワークショップ」の開催や、地域での若者を対象とした脱炭素に関するワークショップの開催など拡がりを見せている。
・次世代を担う若者を「トットリボーン!使節団」として、県内大学生からなる訪問団をCOP28に派遣し、世界的視野を持って地域で自ら考え行動できる人材の育成及び地域での人材のネットワーク化を図った。
・また、その県内学生が環境問題への関心の高まりを受け、脱炭素社会の実現に向けて普及啓発に取組む学生が集まり、R6年度に学生プラットフォーム(トットリボーン!ユース)を設立し、活動をはじめている。