現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和7年度予算 の 地域社会振興部の「とっとりの誇り」文化遺産活用推進事業
令和7年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:文化財保護費
事業名:

「とっとりの誇り」文化遺産活用推進事業

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地域社会振興部 文化財課 文化財保護担当 

電話番号:0857-26-7760  E-mail:bunkazai@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R7年度当初予算要求額 4,793千円 3,944千円 8,737千円 0.5人 0.0人 0.0人
R6年度当初予算額 4,441千円 3,913千円 8,354千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:4,793千円  (前年度予算額 4,441千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

 鳥取県の文化財保存活用大綱(以下、県大綱という)をベースとし、本県の優れた文化財の保存と継承を図りながら教育資源や観光資源としての活用を推進するため、文化財を活かした地域振興活動や学習活動への支援、観光振興に繋がる取組みを行う。

2 主な事業内容

(1)文化遺産保存活用の推進 1,402千円(1,428千円)
      県大綱を踏まえて関連文化財群をつなぐ広域的な文化財の活用策を検討しながら、市町村が実施する文化財保存活用地域計画作成(以下、地域計画という)を支援する。
単位:千円
細事業名
内容
要求額
前年度
予算額
【継続】文化財保存活用地域計画の作成支援県大綱を踏まえた広域的な文化財の活用策の検討、各市町村が作成する文化財保存活用地域計画作成の支援
60
60
【継続】文化遺産の保存・伝承・活用の推進文化遺産の保存・伝承・活用を推進するための講習会開催、文化遺産の周遊を促す解説看板設置
1,342
1,368
合計
1,402
1,428
      (2)未来を担う子どもたちへの文化財学習 2,694千円 (2,149千円)
    単位:千円
    細事業名
    内容
    要求額
    前年度
    予算額
    【継続】本物に触れる〜ふるさとの文化財を学ぶ知楽塾児童生徒が、身近な地域の歴史遺産(遺跡、建造物など)や民俗(暮らしの道具、まつり、伝統芸能など)を学び、地域の文化的な豊かさを実感することで、郷土への愛着と誇りを醸成するふるさと教育の推進に寄与する。
    • 事業内容
     文化財を対象とした学習活動に係る経費(謝金・旅費、借上げ料、消耗品費)を支援。
    • 事業例
     ・地域の文化財(史跡・伝統芸能・手工芸など)の調べ学習や体験 授業
     ・地域の文化財に詳しい講師による授業
     ・市町村及び県の文化財担当職員による出前講座・出前古代体験
    750
    500
    【継続】「ふるさと未来創造工房」の開催・無形文化財保持者など文化財に関わる各分野第一人者を講師として、子どもを対象とした体験講座を実施。
    「本物に触れる!〜伝統工芸作家による子どものための製作体験〜」
    ・人間国宝の前田昭博氏による子ども陶芸体験講座などを開催。
    1,944
    1,649
    合計
    2,694
    2,149

        (3)日本刀とたたらを活用した魅力発信事業 697千円(864千円)

          国宝「童子切安綱」を製作した名工伯耆安綱をはじめ優れた刀工を生み出しただけでなく、刀剣の素材となる鋼の生産に係るたたら製鉄が盛んに行われた当地域の特性を活かし、刀剣やたたら製鉄の調査研究成果をもとにしたフォーラムや関連展示を通して魅力発信を図るとともに、地域資源として観光素材等への活用につなげる。
      単位:千円
      細事業名
      内容
      要求額
      前年度
      予算額
      【継続】因伯名刀フォーラム専門家等による刀剣とたたら製鉄の魅力を語るフォーラムの開催、関連展示の実施
      583
      751
      【継続】調査研究古伯耆物等刀剣類の調査
      114
      113
      合計
      697
      864


      これまでの取組と成果

      これまでの取組状況

      ・広域文化財活用計画の策定を検討する細事業を、文化遺産の保存・継承を図る普及啓発と周遊活用を推進する事業として組み替え。
      ・県大綱に基づきながら地域振興・観光振興の資源として活用を推進するため、「日本刀を活用した魅力発信事業」を当事業に統合。

      これまでの取組に対する評価

      ○事業目標・取組状況・改善点
      (1)文化遺産保存活用の推進
      <取組状況>
      ・県内市町の文化財保存活用地域計画作成にあたって、県大綱を踏まえた記載内容や事業措置の検討の支援を行い、これまでに2市町が国認定を受けた。
       ※計画認定市町:北栄町(令和3年度)、日野町(令和5年度)
      (2)未来を担う子どもたちへの文化財学習
      <取組状況>
      ・年度初めに学校に周知し、10校以上の申し込みを受けて実施している。令和4年度から革工芸を追加するとともに、令和5年度は陶芸の講師を増やし、内容を充実させている。
      (3)日本刀とたたらを活用した魅力発信事業
      <取組状況>
      ・平成29年度から鳥取県中西部を中心に伯耆国「大山開山1300年祭」事業の「『大山』の恵みを感じるプロジェクト」として「日本刀」、「たたら」をテーマに大山の歴史・文化を発信し、また春日大社が所蔵する太刀に「古伯耆物」があることが判明したことを契機に令和元年度に春日大社で『最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展』が開催された。
      ・こうした流れを受け、令和2年度から県内美術館等で刀剣類の展示と関連フォーラムを開催し、その魅力をコアな刀剣・歴史のファン層も含めて県内外の方に広く周知・発信してきた。

      ○これまでの取組に対する評価
      ・令和元年度の文化財保護法改正以降、県内の文化財保存活用地域計画作成、認定市町は着実に増加している。
      ・未来を担う子どもたちへの文化財学習事業は、年々実施希望・受講校が増加しており、地域の文化財や無形文化財保持者等の通じたふるさと教育の推進に大きく寄与している。
      ・刀剣類の展示やフォーラムが、コアな刀剣・歴史のファンだけでなく広く県民に因伯の名刀や刀工、たたら製鉄の魅力を知っていただく機会となり、ファン層の拡大に寄与している。




      要求額の財源内訳(単位:千円)

      区分 事業費 財源内訳
      国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
      前年度予算 4,441 0 0 0 0 0 0 0 4,441
      要求額 4,793 0 0 0 0 0 0 0 4,793