これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
○ 交通死亡事故抑止のため、高齢者対策、飲酒運転対策等、交通事故情勢を踏まえた効果的な対策を推進する。
【取組状況・改善点】
○ 令和3年度から令和7年度の5年間を計画期間とする第11次鳥取県交通安全計画においては、年間の交通事故死者数を16人以下、交通事故重傷者数を85人以下とする目標が設定されており、その達成に向け、各種交通事故抑止対策を推進した。
○ 違法駐車は、幹線道路の交通渋滞を悪化させる要因となるだけでなく、歩行者や車両の安全な通行の障害となるほか、緊急自動車の活動に支障を及ぼすなど、地域住民の生活環境を害し、県民生活全般に大きな影響を及ぼしている。
県民の安全と安心を確保するには、より多くの警察力を投入する必要があり、違法駐車取締りに投入できる警察力には限界があることから、平成18年6月から違法駐車確認標章の取り付けを民間委託し、違法駐車対策に当たっており、対象地域の違法駐車車両の台数が減少している(現在委託しているのは鳥取警察署のみ)。
これまでの取組に対する評価
○ 令和5年中の交通事故による死者数は14人で、前年と同数であったが、新型コロナウイルス感染症の第5類移行に伴う行動制限緩和により、交通事故件数は656件、負傷者数は762人と、いずれも19年ぶりに増加に転じた。
交通事故発生件数等を減少させるため、引き続き、交通総合管理システムを活用しながら、交通事故の発生状況を多角的に分析の上、県民に対して交通事故発生状況の情報提供を行っていく必要がある。さらに、交通事故の発生状況等を踏まえ、通学路等における速度違反、交差点関連違反、飲酒運転等の悪質・危険・迷惑性の高いものを重点として、交通事故抑止に資する交通指導取締りを推進していく必要がある。
○ 放置駐車違反の取締りは、ガイドラインを策定・公表し、悪質・危険・迷惑性の高いものに重点を置いて実施している。引き続き、放置車両の確認事務については、警察署長から委託を受けた法人の駐車監視員等により行っていく。