これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○事業目標
県内3河川(千代川・天神川・日野川)において、河川の連続性を妨げている魚道を改修することで、アユ等有用魚介類資源ならびに河川生態系の回復を目指す。
○取組状況
各水系全体の生態系を豊かにするため、関係機関(国、県、漁協、専門家)が河川環境や生物・生態系保全等に関して情報を共有し、水辺の環境保全の推進及び実施について協議する「水辺の環境保全協議会」を平成29年6月5日に設置した。本協議会では、魚類等の遡上を阻害している魚道の改修や河川環境の改善に関わる施策等について、全体の協議会及び各水系毎の部会で協議している。
来年度は千代川の大井手用水堰で小わざ魚道の設計を実施する予定である。
<過去の実績>
平成30年度:千代川の大井手用水堰で小わざ魚道を整備。
令和3年度:天神川の郡山大口堰でボトルユニット(袋詰め玉石)を設置。
令和4年度:八東川の永野堰、日野川の蚊屋堰で小わざ魚道を整備。令和6年度:天神川の郡山大口堰で小わざ魚道を整備。
令和7年度:天神川の大原堰で小わざ魚道を整備中。
これまでの取組に対する評価
○取組状況に対する評価
平成30年度以降に整備した小わざ魚道は、適切に粗石を設置したことで通水時の流速が抑えられ、アユの遡上に寄与していると判断され、漁協からも評価されている。
令和3年度に天神川郡山大口堰で設置したボトルユニット(袋詰め玉石)について、漁協や釣り人からの聞き取りによると、改修前までは堰堤の下にアユが溜まっていたが、改修後は上流までアユの遡上が見られ漁場が広がっていたとのことだった。
なお、水辺の環境保全協議会は各漁協代表者も参加し、魚道に限らずカワウ等の情報を共有するとともに、対策を検討・協議する場として漁協等から評価を得ている。
○改善点
平成30年度事業で千代川の大井手用水堰のスロープを小わざ魚道として修繕したが、その後の河川環境の変化により、小わざ魚道に水が乗りにくくなってしまった。魚道設計の際は、渇水の影響も考慮しつつ、整備場所を慎重に選定する必要がある。