これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
・「海中の天気予報」を沿岸漁業者に提供し利活用してもらう。
・「海中の天気予報」の予報高精度化に資する取組を実施し、効率的な漁業を推進する。
・「漁船からの潮流情報提供システム」を安定運用する。
・観測協力船を増隻し、空間的、時間的により広範囲・高密度のデータ収集を行う。
<令和7年度の取組状況等>
(1)観測体制
令和6年度に構築した、観測体制を維持しつつ、
令和7年度は新たに潮流観測船を4隻追加した。
令和6年度:水温・塩分観測12隻、潮流観測34隻
令和7年度:水温・塩分観測12隻、潮流観測38隻
(2)「海中の天気予報」
・海中の天気予報の不具合に対処し、予報情報の提供を継続。今年度からはiPhone端末でも利用可能となったため、
観測協力者のち、希望者に随時インストール対応を行った。
(3)「漁船からの潮流情報提供」
・新たな潮流観測船のうち、2隻は沖底船であり、秋季〜春季の時化でも、安定して一定のデータを収集できている。
・令和6年度にシステム改修を行い、利用者が必要な情報のみを選択的に入手できるようになった。
・漁業者からの当事業に対する要望を引き続き収集。
これまでの取組に対する評価
<県内の沿岸漁業者からの意見>
(1)「海中の天気予報」
・5か月間利用したイカ釣り漁業者から、漁場探索時間が約3割削減され、イカを釣る実時間を増やせるようになったと好評を得た。
(2)「漁船からの潮流情報提供」
・出漁中の漁船が観測した潮流情報(実測値)は操業する際に有用な情報であり、見たい・利用したいと考える漁業者が多い。また、潮流計を装備していない漁業者にとって、貴重な潮流情報の入手手段になっている。
・一方、一部利用者からは、空間的・時間的にデータ範囲・密度が少ないのではとの指摘があった。特に時化と東部地区でデータが不足がちである。今後、時化に強く東部地区でも航行・操業する沖底船による、観測協力船の増隻を検討する。