これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・事業目標
農業者の農作業安全の意識を高めて農作業事故の発生を抑制し、農作業死亡事故ゼロとすることを事業目標としている。
・取組状況
令和7年度も9月末までに2件の農作業死亡事故が発生し、市町村、農協、農業機械販売店、県等で構成する「鳥取県農作業安全・農機具盗難防止協議会」は、「農作業死亡事故警報」を発令し、幅広い年齢層に、新聞、テレビ、ラジオ、ケーブルテレビ、ソーシャルネットワークシステムなどのマスメディアを活用して、農作業安全に対する意識啓発を行った。また、会員による農家への注意喚起や啓発ノボリの掲示等も行った。
春と秋の農業機械の使用が増える時期には、「農作業安全運動」を展開し、関係機関が団結して、ポスター、ノボリの掲示、広報誌への掲載、農業者への注意喚起等を行っている。
担い手農家の農作業事故は、本人家族だけではなく、地域農業が衰退する重大な影響を及ぼすため、「担い手に対する農作業安全講習会」を開催している。
農作業事故は他人事ではなく自分事として農業者の意識を高めるため、ヒヤリハット経験や事故を起こさないための対策をグループで話合う「対話型研修」の開催をすすめている。
市町村、農協、県の職員等が、農作業事故調査や農作業安全研修が実施できるよう、農作業安全リーダー研修会を開催している。
これまでの取組に対する評価
・取組状況に対する評価
近年の農作業事故発生件数(県へ報告があったもの)は次のとおりであり、死亡事故が毎年発生している。
令和3年度:17件(内死亡事故7件)
令和4年度:11件(内死亡事故3件)
令和5年度:3件(内死亡事故2件)
令和6年度:15件(内死亡事故1件)
令和7年度:7件(内死亡事故2件)※9月末現在
本事業を大幅拡充した令和4年以降は、拡充前の令和3年度よりも死亡事故件数は減少しているが、目標のゼロを達成していないため、継続して啓発活動、農業者の意識醸成を図る必要がある。
鳥取県農作業安全・農機具盗難防止協議会による「担い手に対する農作業安全講習会」、「対話型安全研修の開催支援」だけではなく、市町村、農協、県機関等が連携した農業機械の安全講習やメンテナンス研修等の取組みが増えている。
近年猛暑であることから、熱中症対策の注意喚起、研修会、対策グッズ紹介等の取組みが盛んに行われている。
・改善点
事業、予算に変更はないが、農協営農指導員や県普及員が日ごろの指導業務では会わない高齢な農家の死亡事故が多いことから、市町村活動と連携した取組みの強化を図る。