鳥取県は、日本を代表する弥生遺跡である妻木晩田遺跡と青谷上寺地遺跡のほか、福市遺跡・青木遺跡(米子市、国史跡)といった大規模集落跡、新井三嶋谷墳丘墓(岩美町、県史跡)や阿弥大寺墳丘墓群(倉吉市、国史跡)などの首長墓、長瀬高浜遺跡の玉作り(玉作関係資料は県指定保護文化財)など、弥生文化の特色をよく示す遺構・遺物に恵まれている。
令和2年3月に策定した「鳥取県文化財保存活用大綱」においても、市町村域を超えて抽出した「関連文化財群」を繋ぐ広域ストーリーの一つとして、「とっとり弥生の王国−妻木晩田遺跡と青谷上寺地遺跡−」を位置づけている。
この「とっとり弥生の王国」をさらに県内外に広く情報発信するためには、むきばんだ史跡公園と青谷かみじち史跡公園(令和6年3月オープン)の連携をさらに強化して、一体的な枠組みに基づき事業を推進することが効果的であり、両遺跡を繋いだネットワーク的なイベント等も実施しながら、全国的に注目を集める取組みが必要である。