特に公設試験場の場合は、そのために全国で試験を事前にしているのではないのでしょうか? 
    → 公設試験場のものは細かいデータを取っていますが、農家が目にするカタログ等にはおおまかな説明しか載っていません。
      メーカーのものも同様で、農家にとっては判断し辛いのが現状です。(カタログには気象の区分も、おおざっぱなくくりで取り扱われています)
      よって、この事業で鳥取県での気象条件等の栽培データをとり、農家に示すことが重要になってきます。

      また、優秀な品種を農家に紹介するには、データを提示するだけではなく、実際に栽培された作物を見てもらう必要があります。
      新しい品種を同一条件で比較栽培をすることで、高品質で効率的な飼料生産を行いたい農家が栽培品種を決定する際において、
      最も効果的な判断材料となります。
現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 農林水産部の粗飼料増産のための優良品種選定試験
平成19年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産試験場費
事業名:

粗飼料増産のための優良品種選定試験

もどる  もどる

農林水産部 畜産試験場 酪農・飼料研究室  電話番号:0858-55-1362

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
19年度予算計上額 237千円 5,642千円 5,879千円 0.69人 0.00人 0.00人
19年度予算要求額 237千円 5,372千円 5,609千円 0.69人 0.00人 0.00人
18年度予算額 193千円 2,232千円 2,425千円 0.29人 0.00人 0.05人

事業費

要求額:237千円  (前年度予算額 193千円)  財源:国委託・単県  

課長査定:計上   計上額:237千円

事業内容

1 概略説明

      国等の公設試験場で新しく育種改良された登録前品種について、収量、気候適応性に関する受託検定試験を行う。また、県内の自給飼料増産を図るため、流通品種のどれが鳥取県の気候に適し、安定した収量が期待出来るか等を比較栽培試験し、農家が品種選定する際の基礎資料とする。

2 背景・目的
      (1)「草−牛−土」の調和の取れた資源循環型畜産の推進を図るため、自給飼料の作付け拡大を促進

      (2)、素性の分かる地産の飼料生産を支援し、安全で安心な畜産物を消費者に提供する

      (3)畜産経営の安定化を図るため、効率的な自給飼料生産により飼料費の低減を図る

3 平成19年度要求内訳
  
項目
金額(千円)
旅費
(会議出席費用)
158
需用費
(種子・肥料代、燃料費)
79
合 計
237


4 試験(研究)内容
T 飼料作物系統適応性試験(国委託H14〜H20)
      国から指定された品種登録前の2品種の冬型牧草(イタリアンライグラス)について、その生育調査と収量調査を行う。
系統名
新品種育成機関
試験期間
山系33号
山口県農業試験場
H17〜H19
友系30号
茨城県畜産センター
H18〜H20

U 鳥取県の環境に適した飼料作物の栽培実証試験
(単県 H19〜)
      鳥取県の自給飼料生産体系は、「夏作:トウモロコシ及び冬作:イタリアンライグラスが中心であり、県としても推奨している。
      この2作目について、県内に流通している品種の中から有望な品種を比較栽培し、試験成績を農家へ公表する。
試験作目
試験品種数
試験方法
トウモロコシ
10
3年反復法
イタリアンライグラス
3年反復法

5 期待される効果
      (1)効果的な自給飼料生産と収量増が可能となり、生産コストの低減による経営の安定が期待できる
      (2)飼料作物作付けが増加することで、堆肥循環が推進され、畜産環境の改善が図れる

6 農家の要望等
      数多く流通している品種の中から、最も鳥取県の気候に適している多収性の品種を選定すると同時に、各品種の生育特徴等の調査も要望されている。

財政課処理欄


国受託事業
 ・受託料と経費が全く釣り合いません。県が受託することによる県民のメリットもありません。
  今後、新規は受託しないこととします。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算額 193 193 0 0 0 0 0 0 0
要求額 237 193 0 0 0 0 44 0 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 237 193 0 0 0 0 44 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0