1 事業の概要
多くの畜産農家が望む、畜産経営診断、経営技術指導体制を構築するため、全国経営情報の維持管理・普及の促進事業を行う社団法人鳥取県畜産推進機構に対し支援し、畜産経営コンサル事業の体制整備を行う。
2 背景・目的・効果
(1)背景
・畜産業は、他の部門と比べて高額な経営資金が必要である反面、収益性が低いというリスクを抱えており、経営指導による要因分析が必要であり、農家要望が強い。
・現在、畜産農家データを集積し、全国経営情報への登録、地域に即したデーターベースの構築に向けた取り組みを行っている。
・畜産推進機構は、財政基盤の脆弱化による組織の運営が危惧されたことから、平成17年度に「畜産推進機構ありかた研究会」を立ち上げた。
・本研究会において、農家要望の強い畜産コンサル業務を行う結論に至った。
(2)目的
・社団法人鳥取県畜産推進機構の行う畜産コンサル事業の足がかりとなる体制を整備する。
・全国データーベース及びホームページを利用した畜産経営の分析、診断及び経営情報などの提供により、畜産農家の経営安定と所得向上を図る。
(3)効果
・経営分析・診断の全国データの蓄積・活用による指導を継続し、県内畜産農家の経営レベルアップに波及する。
3 事業内容
・全国、地域データーベースの普及推進および改良。
・酪農、肉用牛(肥育・繁殖)の既存データを集積し、生産技術指導に経済データを加え畜産農家経営支援を行う。
・畜産コンサル業務に向けての体制整備。
【現在までの経過】
@17年度:全国データーベースの普及・啓発。
A18年度:地域データーベース作成のための情報収集。
【今後の計画】
@19年度:畜産コンサル体制整備。
モデル検証。
A20年度:畜産コンサルの開始。
4 事業費
1,743千円
5 実施主体
(社)鳥取県畜産推進機構
6 事業実施期間
平成19年度〜21年度