１ 事業概要
ＧＩＳを用いて森林情報を一元管理し、森林情報の迅速かつ的確な把握、多角的な検討を可能にし、効果的な森林整備、森林行政の効率化を図る。
２ 事業内容
①森林ＧＩＳデータ整備(H18完了 国１/２)
・森林基本図、森林計画図のデジタル化
・森林計画図と森林簿データのマッチング
②森林ＧＩＳシステムの開発（H19実施 県単）
森林ＧＩＳシステムを導入し、森林簿と森林計画図を瞬時に閲覧、集計、解析することにより、林業職員の事務、森林所有者への普及活動等の円滑化を図る。
③鳥取地理情報システムへの森林情報コンテンツ追加
（H19実施 県単)
鳥取地理情報システム（行政経営推進課）に森林情報コンテンツを追加。一般県民、森林所有者に対して森林情報を提供する。
【森林ＧＩＳの主な機能】
・森林簿の属性情報を使い、森林計画図から主題図を作成
・作成した主題図、空中写真、その他地形図等の重合せ
・地点、道路等から等間隔区域の指定
・指定した区域の面積、蓄積等の集計
（森林計画図とは？）
・森林法の対象となる区域を図示。
・森林基本図（地形図）上に、地番等の区画を描画。
・縮尺：１／５０００、区画数：４２万件
・属性情報（所有者、林相、指定等）は、森林簿で確認。
・森林所有者、森林組合、市町村等も使用。
３ 事業効果（事例の一部）
①分かりやすい資料で効果的な間伐指導
空中写真、森林計画図を重ね合せて間伐対象林分を瞬時に色塗り、座談会等でわかりやすい資料で間伐指導
→間伐の推進
②作業道ルート案で安全な作業道開設を指導
標高データや森林資源データから、危険地を回避しつつ、最適な作業道ルートを策定、普及指導→鳥取式作業道の推進
③森林情報を広く県民、森林所有者に公開
今まで県の事務所で確認していた各種森林情報をインターネットで公開。各種指定区域や自分の山の情報を自宅で確認できる。→森林情報を広く県民に公開できる
４ 事業費
Ｈ１８ データ整備 34,634千円
Ｈ１９ ｼｽﾃﾑ開発等 13,217千円
・内、ｼｽﾃﾑ開発 10,000千円(債務負担 10,000千円)
・ 〃 他ｼｽﾃﾑ関連等 3,217千円
Ｈ２０ 保守 1,500千円(債務負担 1,500千円)
Ｈ２１ 保守 1,500千円(債務負担 1,500千円)
Ｈ２２ 保守 1,500千円(債務負担 1,500千円)
Ｈ２３ 保守 1,500千円(債務負担 1,500千円)
Ｈ２４ 保守 1,500千円(債務負担 1,500千円)
合 計 55,351千円