現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 農林水産部の高濃度炭酸ガスを利用した病害虫防除技術の確立
平成19年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:園芸試験場費
事業名:

高濃度炭酸ガスを利用した病害虫防除技術の確立

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農林水産部 園芸試験場 環境研究室  電話番号:0858-37-4211


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
19年度予算計上額 1,000千円 1,749千円 2,749千円 0.25人 0.21人 0.00人
19年度予算要求額 1,000千円 1,756千円 2,756千円 0.25人 0.21人 0.00人
18年度予算額 2,016千円 1,576千円 3,592千円 0.23人 0.00人 0.15人

事業費

要求額:1,000千円  (前年度予算額 2,016千円)  財源:受託10/10  

課長査定:計上   計上額:1,000千円

事業内容

概略説明

 ニホンナシ果実を海外輸出する際に、ハダニ類、シンクイムシ類、コナカイガラムシ類などの果実に付着した害虫が、検疫上の大きな障害となっている。そこで、輸出用ナシ果実の箱詰め前処理による新たな害虫防除技術の確立を行う。

1 事業の必要性
(1)本県特産品であるニホンナシは、現在、台湾、アメリカ、カナダの3か国に輸出されており、鳥取県としても輸出を奨励している。
(2)輸出相手国は、果実に特定の害虫が付着して侵入することを警戒しており、輸出国で検疫対象の病害虫が確認された際には、禁輸等の措置がとられる。
(3)収穫後の生産物に対する農薬散布は不可能であり、農薬を使用しない新防除技術の開発が望まれている。
(4)平成16年はカナダ向け輸出ナシでハダニ類の寄生が、平成17年度及び平成18年度は台湾向け輸出ナシでシンクイムシ類の寄生が問題となった。
(5)本技術が確立されれば、収穫後果実から検疫対象となる害虫根絶が可能となり、輸出ナシの奨励にも寄与する。

2 事業の内容
(1)各種害虫に対する高濃度炭酸ガスの効果検証
 各種害虫に対して炭酸ガス濃度、処理温度と殺虫効果との関係を解明
(2)高濃度炭酸ガスと鮮度保持剤1-MCP処理の果実品質への影響の解析

3 事業の効果
項 目
現 状
技術確立後
各種害虫に対する高濃度炭酸ガスの効果検証収穫後果実に対する防除方法はない新しい防除技術が確立されることにより輸出が振興される。
高濃度炭酸ガスと鮮度保持剤1-MCP処理の果実品質への影響の解析高濃度炭酸ガス処理には、高温処理が必要であり、果実品質を劣化させる。鮮度保持剤利用により、果実品質の劣化が防げる。

4 これまでの成果
 一定条件下での試験では、果実品質への影響は認められなかった。

5 平成19年度の試験内容
(1)各種害虫に対する高濃度炭酸ガスの効果検証
 各種害虫に対して炭酸ガス濃度、処理温度と殺虫効果との関係を明らかにする。
(2)高濃度炭酸ガスと鮮度保持剤1-MCP処理の果実品質への影響の解析
 果実品質への高濃度炭酸ガスと1-MCP剤の影響を明らかにする。

6 平成19年度要求額内訳(単位:千円)
内 容
要求額
旅費(成績検討会等)
60
栽培資材・試験資材購入費等
698
通信運搬費
242
合 計
1,000

7 受託元
 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所

8 受託予定期間 平成18年度〜平成19年度



財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算額 2,016 0 0 0 0 0 0 2,016 0
要求額 1,000 0 0 0 0 0 0 1,000 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 1,000 0 0 0 0 0 0 1,000 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0