１ 事業の概要
森林所有者等が行う森林作業の実施に不可欠な「森林の現況調査（生育状況調査等）」、「施業実施区域の明確化作業（所有界の確認等）」、「歩道の整備（歩道の補修、刈払い等）」の地域活動を支援する。 特に二期目となる１９年度からは、施業の集約化による経営規模の拡大などにより、生産コストの低減を図り、収益性の向上を図る必要があることから、「森林の現況調査」への支援を強化する。
２ 事業の目的・背景等
近年の林業生産活動の停滞、森林所有者の高齢化、山村の過疎化等により、適切な間伐等の森林作業が行われなくなり、森林の持っている水源かん養機能をはじめとする多様な機能が失われる恐れがある。そこで、森林作業の実施に不可欠な作業道・歩道の刈払い等の地域活動を支援し、森林作業の実施を推進する。
３ 事業期間
平成１９年度から平成２３年度
４ 事業内容
（１）基金造成（財源内訳：国10/10、財産収入）
「鳥取県森林整備地域活動支援基金条例（仮称）」に基づく基金を設置し、交付金交付に必要な財源のうち、国負担分について毎年度積立と取崩しを行い、地域活動支援事業を実施する。
（２）交付金交付事業（財源内訳：国1/2、県・市町村1/4）
森林所有者等が行う森林作業の実施に不可欠な地域活動に対して、森林施業計画作成者に交付金を交付する。
①森林の現況調査：１５，０００円／ｈａ
②施業実施区域の明確化作業：５，０００円/ha
③歩道の整備：５，０００円/ha
１８年度２５１，２５０千円⇒１９年度１６８，７５０千円
（３）推進事業（財源内訳：国1/2、県･市町村1/2）
交付金交付に関する説明会の開催及び交付事務等の経費に対して補助する。
１８年度３，２１９千円⇒１９年度２，７１１千円