1 背景
- 県産材の需要拡大を図っていくためには、乾燥材の生産が必要であり、これができない製材工場は自然淘汰。
- このため、品質の管理された乾燥材を供給していこうとする意欲を持った製材工場(12社、県内製材品出荷シェアの45%を占める)が、今年3月に「鳥取県乾燥材生産促進協議会」を設立。
- これまで、当協議会は自主的に取り組まれてきており、工務店、建築士等との意見交換会を積み重ね、需要サイドのニーズ調査により、乾燥材の品質向上とストック機能を持ったロット拡大が絶対不可欠と認識。
- 今年度中に、乾燥材の品質管理基準を作成し、今後はこの基準に基づいた県産認証乾燥材を積極的にPRしていく。
- また、ストック機能を持たせロットを拡大することによって、地産地消に加えて、県外への新たな販路開拓に挑戦していくこととしており、こういった団体への支援は必要。
2 目的及び効果
- 品質管理された「鳥取県ブランド」として県内外の住宅メーカー・工務店へ安定的な供給が可能
- 地産地消が推進される
- 県内外とも販売しやすくなり、県産材の需要拡大につながる
- 県民へ安心・安全な県産材のイメージ定着
3 事業の概要
(1)要求額 3,500千円(単県)
(2)事業期間 平成19年度
(3)事業主体 鳥取県乾燥材生産促進協議会
(4)事業内容
@安定供給体制の整備に対する助成
- 需要サイド(工務店等)とのマッチングを行うための、ITによる情報管理システムの構築(システム開発費含む)
→ 定時、定量、定品質、定価格な販売が可能
2,000千円 × 1/2(県) = 1,000千円
A県産認定乾燥材のPR活動に対する助成
項 目 | 事業費(千円) |
認定シールの作成 | 500 |
啓発用パンフレットの作成 | 500 |
新聞広告、住宅・木材専門誌等 への掲載 | 2,000 |
県産乾燥材フェアの開催
(県外2ケ所・県内2ケ所) | 2,000 |
合 計 | 5,000 |
5,000千円 × 1/2(県) = 2,500千円