1 事業概要
肉用子牛生産安定等特別措置法により、肉用子牛の取引価格が低落した場合に、その子牛に対し補給金を交付して生産者の所得を確保しようとするもの。補給金の財源は生産者積立金として独立行政法人農畜産業振興機構が補助するほか、生産者と県が負担して造成する。
2 事業の目的・背景・効果等
@生産者積立金としてあらかじめ補てん金を積み立てて、子牛価格が低落した場合に補給金として生産者に交付する。
A生産者積立金の一部を県が補償することで、生産者の負担を軽減させ、再生産による畜産経営の継続を図る。
3 事業内容
生産者へ交付される補給金の財源
@生産者補給交付金(独立行政法人農畜産業振興機構10/10)
A生産者積立金(独立行政法人農畜産業振興機構1/2、生産者1/4、県1/4)
【生産者積立金の概要】
【積立金単価】 (単位:円)
品種 | 積立金単価 | 国(1/2) | 生産者(1/4) | 県(1/4) |
黒毛和種 | 9,900 | 4,950 | 2,475 | 2,475 |
交雑種 | 5,000 | 2,500 | 1,250 | 1,250 |
乳用種 | 12,700 | 6,350 | 3,175 | 3,175 |
生産者への補給金の交付
@平均取引価格が保証基準価格を下回った場合に生産者補給交付金より交付
Aさらに合理化目標価格を下回った場合に生産者積立金より交付
【補給金交付の仕組み】
【保証基準価格と合理化目標価格】
(単位:円)
品種 | 保証基準価格 | 合理化目標価格 |
黒毛和種 | 304,000 | 267,000 |
交雑種 | 175,000 | 135,000 |
乳用種 | 110,000 | 80,000 |
4 事業実施主体 社団法人鳥取県畜産推進機構
5 事業実施期間 平成17〜21年度(5年間)
6 経費と積算内訳
品種 | 単価(円/頭) | 契約頭数 | 県積立額(千円) |
黒毛和種 | (2,475)
2,475 | (2,600)
2,600 | (6,435)
6,435 |
交雑種 | (1,250)
1,250 | (2,200)
2,000 | (2,750)
2,500 |
乳用種 | (3,175)
3,175 | (2,700)
2,500 | (8,573)
7,938 |
合 計 | | (7,500)
7,100 | (17,758)
16,873 |
注:カッコ内は昨年度予算要求内容