1 事業の背景
(1)意欲ある生産者や生産者集団等において、それぞれの自らの独創的・先進的な取り組みによって畜産生産の持続若しくは拡大を目指す取組が芽生え始めてきた。
しかし、これまでの事業は、標準的な生産者の要望を想定したメニュー方式及び画一的な採択要件等のため、独創的・先進的な取り組みに対して支援できる仕組みになっていない。
(2)耕種部門では、平成16年度から「チャレンジプラン支援事業」を開始して上記の問題点に対応しているが、畜産部門は耕畜連携を除いて対象外となっている。
(3)畜産部門においても、「チャレンジプラン支援事業」のように、意欲ある生産者や生産者集団等を支援できる事業を創設する必要がある。
2 事業の目的
既存事業を見直し、プラン支援のための枠予算事業を創設することにより、意欲のある畜産部門の生産者や生産者集団等が自ら作成した畜産生産に係る「プラン」に基づいた取り組みを支援し、持続可能な畜産生産の体制を確立する。
3 事業の内容
(1)意欲ある生産者等が作成した畜産生産計画(プランに)基づく支援
@プランの内容
生産者等が自ら作成する畜産生産目標実現のための計画
<プランの原則>
・ 事業主体が主体的に取り組むこと
・ 目標が具体的で、且つ実現可能なこと
・ 地域農業の振興、地域の活性化にメリットがあること
・ 関係機関の役割分担が明確であること
・ 行政による支援がプランの実現に必要なこと
・ 機械の更新等現状維持にとどまるものでないこと
A 事業実施のフロー
(2)事業実施主体:(例示)認定農業者、生産者集団、農協等
(3)補助率:県1/3 市町村1/6
(4)支援対象内容
@ 国庫補助事業等で対応可能なものは除く。
A 畜産に関係する事業を対象とする。
<対象事業の例>
4 要求額 25,123千円