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概略説明 |
(1) |
消費者にとって切り花の日持ち性や花壇苗定植後の生育の良否は購入の際、最も重要視する点である。 |
(2) |
市場においては、日持ち性の違いによる産地の差別化が進んでいる。 |
(3) |
そこで、花き類の日持ち性に及ぼす要因の解析を行い、品目毎に低コストで効果の高い鮮度保持技術を開発する。 |
(4) |
鮮度保持技術の確立と普及により、県産花きの信頼性を飛躍的に高め、有利販売を図る。 |
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1 |
事業の必要性 |
(1) |
消費者が切り花を購入する際、最も重要とする点は日持ち性であり、少々単価が高くても鑑賞期間の長いものを望んでいる。また、花壇苗においては店持ちや定植後の生育が重要視されている。 |
(2) |
近年、日持ち保証を行う産地が増加し、消費者、市場関係者の信頼を得ることで有利販売に結びついている。 |
(3) |
市場では、産地別の鮮度保持期間の比較が一般化しており、ショーケースに展示することで広く買参人にアピールしている。その結果、花持ち日数の違いによる産地の差別化が急速に進んでいる。 |
(4) |
日持ち性は栽培環境によっても異なるため、本県独自の品質保持技術を早急に確立する必要がある。 |
(5) |
対 象 者:切り花生産者:785戸、花壇苗生産者:120戸、枝物生産者104戸 |
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2 |
事業の内容 |
(1) |
栽培条件が品質と日保ち性に及ぼす影響 |
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栽培環境や土壌条件と品質、日持ち性との関係解明 |
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日持ち性向上のための栽培技術の確立 |
(2) |
収穫後の鮮度保持技術の確立 |
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鮮度保持剤等による切り花、枝物花木の鮮度保持技術の確立 |
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蕾開花技術の検討 |
(3) |
出荷前処理による品質保持技術の開発 |
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出荷前処理剤や包装資材による品質保持方法の検討 |
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出荷前の処理による日持ち改善技術の開発 |
(4) |
普及方法 |
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普及所及び花き指導者協議会による農家への普及、報道公開、現地実証 |
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市場関係者、小売業者への普及と実証 |