現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 農林水産部のナシ、リンゴ火傷病侵入警戒に関わる緊急調査研究事業
平成19年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:園芸試験場費
事業名:

ナシ、リンゴ火傷病侵入警戒に関わる緊急調査研究事業

もどる  もどる

農林水産部 園芸試験場 環境研究室  電話番号:0858-37-4211


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
19年度予算計上額 500千円 927千円 1,427千円 0.11人 0.12人 0.00人
19年度予算要求額 500千円 750千円 1,250千円 0.11人 0.12人 0.00人
18年度予算額 500千円 750千円 1,250千円 0.11人 0.00人 0.00人

事業費

要求額:500千円  (前年度予算額 500千円)  財源:受託10/10  

課長査定:計上   計上額:500千円

事業内容

概略説明

 世界的にナシ、リンゴの重要病害である火傷病の侵入が懸念されている。侵入警戒のための全国的な緊急調査を実施するとともに、病原菌の検出・同定方法を確立し、緊急防除対応技術を確立する。

1 試験の必要性

(1)

火傷病は欧米などを中心にナシ、リンゴの重要病害として恐れられているが、現在我が国では無発生のため、侵入病害として警戒されている。しかし、WTOの米国産リンゴの火傷病に関わる植物検疫措置の緩和が決定した。ナシ、リンゴの主産県を中心に輸入果実を介しての我が国への火傷病の侵入が懸念されている。

(2)

本病は我が国無発生のため、発生調査や病原菌の検出、同定などの基礎研究、防除試験などがほとんど実施されていない。万が一侵入した場合は、本病への認識の不足等から初動措置が遅れてしまい、被害が急速に拡大する可能性が指摘されている。

(3)

仮に、本県で本病が発生した場合は、宿主となる品目については国内移動制限の措置とられることとなる等、大きな被害が想定されるため、本病の同定法等を習得しておくことはリスクマネージメント上も必要である。

(4)

本事業は農林水産省、独立行政法人および全国のナシ(鳥取)・リンゴ(青森、長野)主産県が連携を持ち、情報や成果を共有すること を目的とする。本病の侵入警戒を強め、万が一発生が確認された際には行政を中心に適切な緊急措置をとり、国内での病原菌の万延を防ごうとするものである。

2 試験の内容
(1)火傷病の宿主植物(ナシ、リンゴなどのバラ亜科植物)での発生調査
(2)病原菌の簡易、迅速、安価、確実な検出、同定方法の確立
(3)火傷病発生国における被害状況、防除方法などの情報収集

3 試験の効果

(1)

全国のナシ、リンゴ主要産地における火傷病の無発生の確認を行うとともに、今後調査を継続し、侵入警戒を強化する。

(2)

万が一、疑わしい症状が発見された場合、簡易、迅速、安価、確実な病原菌の検出、同定を実施する。

(3)

発生が確認された場合の、初動防除や緊急防除を的確に実施することが可能となる。

4 これまでの成果

(1)鳥取県内で、火傷病の発生は認められなかった。
(2)火傷病類似症状の記録を蓄積することができた。

5 平成19年度の試験内容
 鳥取県内におけるシ園を中心とした火傷病宿主植物(ナシ、リンゴなどのバラ亜科植物)での発生調査

6 平成19年度要求額内訳(単位:千円)
内 訳
要求額
旅費(成績検討会等)
103
発生調査資材購入費等
235
通信運搬費
162
合  計
500

7 受託元
 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所

8 受託予定期間 平成18年度〜平成20年度



財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算額 500 0 0 0 0 0 0 500 0
要求額 500 0 0 0 0 0 0 500 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 500 0 0 0 0 0 0 500 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0