現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 農林水産部の伝統的加飾技術による健康と安全に配慮した住宅用スギ材の開発
平成19年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業試験場費
事業名:

伝統的加飾技術による健康と安全に配慮した住宅用スギ材の開発

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農林水産部 林業試験場 木材利用研究室  電話番号:0858-85-2511


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
19年度予算計上額 987千円 2,407千円 3,394千円 0.29人 0.34人 0.00人
19年度予算要求額 987千円 1,929千円 2,916千円 0.29人 0.34人 0.00人
18年度予算額 0千円 0千円 0千円 0.00人 0.00人 0.00人

事業費

要求額:987千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県  

課長査定:ゼロ 

事業内容

1 概略説明
      伝統的な加工方法である「うづくり」について、健康や安全面での効果を明らかにし、その効果をさらに高める加工方法の提案や製品化を産学官連携のもとに行うことで、県産スギ材の床や壁材としての利用拡大を目指す。

 2 事業の背景・目的・効果など

(1)背景・問題点
    •  スギ材を床や壁に利用することは、木の良さを住まい手に実感してもらえる良い方法であり、県内企業も注目。
    • 「浮造り(うづくり)」は、板の柔らかい部分を削ることで表面を凹凸にする家具材の伝統的技法。最近は住宅部材での活用が期待されている。
    • 「うづくり」の凸凹は、触った時の刺激による健康への効果や、歩いた時のスリップ防止が期待できるが、これらに関するデータの裏付けがない。
    • 「うづくり」の健康面の効果を明らかにするには、医学的な知識・分析技術が必要。また、木材のスリップ防止効果や快適性の検証にも木材の専門知識が必要。県内企業からは他県に先駆けた産学官連携による効果の検証・製品開発が期待されている。


(2)目的
       伝統的な加飾技術である「うづくり」について、住まい手の健康・安全・快適性等に対する効果を明らかにし、それらの効果を高める加工方法を提案することで、伝統的な技法に現代の価値・裏付けを付加させた「生活木材」として商品化を目指す。

(3)期待される効果
       「うづくり」加工した県産製品に「健康」「安全」という新たな価値を見出し、それらをデータで提示することが、県産材の製品化と需要拡大につながる。

 3 事業の内容
(平成19年から20年までの2年間の試験研究のうち1年目

 主に住宅の床や階段板などでの利用を想定し、商品化に向けた以下の試験を実施する。
    • 住まい手の健康:手や足の感覚、刺激に関する主観評価、血流量の測定
    • 安全性:歩行時の滑りにくさに関する主観評価、機械計測
    • 快適性:吸水による肌の快適性の評価
    • 維持管理:上からの圧縮によるヘコミや傷の付き方に関する調査
    • 加工方法:「うづくり」の深さや間隔など、「うづくり」の効果を高めるための加工方法の提案。

 4 連携体制
    • 県内企業(スギ材の加工、試作)
    • 鳥取大学(血流量測定、主観評価等)
    • 林業試験場(スリップ性能、快適性能、傷・凹み抵抗性等)

 5 事業期間及び経費
区分事業内容事業費(千円)
全体
1,887
H19うづくりの健康、安全性、快適性などに関する基本的性能の把握
987
H20うづくりの加工方法を工夫した場合の、健康、安全性、快適性などに関する性能の把握ならびに製品としての提案
900


財政課処理欄


「うづくり」は全国的・一般的な技法であり、当該研究成果の活用の限定使用は難しいのではないでしょうか。
とすれば、県として取り組むメリットに疑問。

或いは、県内の「うづくり」加工業者が自社の製品の付加価値としてのデータを必要とされるならば、受託研究とすべきではないでしょうか。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 987 0 0 0 0 0 0 0 987

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0