現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 農林水産部の間伐が森林に及ぼす公益的機能増進効果の研究
平成19年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業試験場費
事業名:

間伐が森林に及ぼす公益的機能増進効果の研究

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農林水産部 林業試験場 森林管理研究室  電話番号:0858-85-2511


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
19年度予算計上額 414千円 2,142千円 2,556千円 0.26人 0.28人 0.00人
19年度予算要求額 414千円 1,684千円 2,098千円 0.26人 0.28人 0.00人
18年度予算額 1,542千円 2,590千円 4,132千円 0.40人 0.10人 0.00人

事業費

要求額:414千円  (前年度予算額 1,542千円)  財源:単県  

課長査定:計上   計上額:414千円

事業内容

1.事業の概要
      手入れ不足の針葉樹人工林を間伐することによって公益的機能の特に水に関する機能へ及ぼす影響を解明する

2.事業の背景・目的・効果など
(1)背景・問題点
      ア.間伐不足による人工林の公益的機能低下が懸念されている。
      イ.森林環境保全税の強度間伐で早期の機能回復が図られている。
      ウ.ヒノキ林では間伐は土砂流出防止機能に対して効果があることが明らかにされているが,間伐と水に関する研究成果は乏しい。
      エ.県内人工林はスギ51%,ヒノキ27%であるが,スギ林ではそもそも土砂は流出しにくいため,スギ林における土砂以外の機能に対する間伐効果の検証が急務である。

(2)目的
      スギ林における間伐が水に関する公益的機能に与える影響を検証し,森林環境保全税の効果を検証する

(3)効果
      ア.本来は優良材生産のために行う間伐が,公益的機能の向上にとっても効果があることを明らかにし,間伐推進の啓蒙活動に役立てることができる。
      イ.森林環境保全税の効果を県民へ説明する材料になる。

      (4)これまでの成果

      平成18年度の梅雨期間中に40%の強度間伐は0%間伐より林内雨が約50mm多かった。


3.事業の内容(H18から19年までの2年間のうち2年目)
      異なる間伐率(0,20,40%)において以下の研究を行う。
      ア.樹冠遮断量観測(枝葉に付着して蒸発する雨量)
      間伐率によって地面へ届く林内雨を増やせないか。
      イ.土壌水の水質分析
      間伐によって林内の雨量と日照量が増加すれば,有機物の分解が促進され,その結果CODが低濃度になるのでは?
      以上から,間伐によって下流へ清らかな水を多く供給できる効果がないか,について検証する。


4.事業期間及び経費

 区分 

         事業内容      

事業費  
(千円)

 全体

スギ林における間伐が特に水に関する公益的機能へ与える影響の解明 

1,956

 H18

試験地の選定と樹高・直径等の調査
備品(観測装置)の設置。水質分析。

1,542

 H19

観測と水質分析の継続。
2年間のデータをもとに間伐効果の検証。

414

<用語説明>
        広く人々の生活に役立つ様々な森林の機能のこと。
        従来は20%前後で行うが40%の間伐をすること。
        水の汚濁程度を判断する尺度で,低いほど良い。

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算額 1,542 0 0 0 0 0 0 0 1,542
要求額 414 0 0 0 0 0 0 0 414

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 414 0 0 0 0 0 0 0 414
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0