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これまでの成果 |
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現地7カ所でナシ新系統の栽培試験を開始した。平成16年度に青ナシ1系統(B)を品種登録申請した。平17年夏に青ナシ4系統、赤ナシ1系統を品種登録申請した。 |
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高糖度で大玉なカキ7系統を選抜した。花御所で有望な6系統を選定した。 |
(3) |
イチゴは開花が早く、果実品質および収量性が優れる23系統を二次選抜、5系統を三次選抜、1系統を四次選抜、1系統を五次選抜した。次年度から五次選抜系統を現地で試作予
定。 |
(4) |
台木選抜系統つる割れ耐病性は‘ケルン’と同程度だった。砂丘畑での現地試験では、‘かちどき2号’と比較して、草勢、果実肥大、品質とも同等以上で良好で有望で、現地試験規模を拡大する予定である。‘強剛’(極実)との比較では、耐病性、収量性・食味とも優れ、試作規模をさらに拡大することとした。現在、種苗登録に向けて準備中。 |
(5) |
育成できた新キャラクター固定系統4系統を交配親にしてF1系統を試作、検定を行い、優良な交配組み合わせを検討中。現在、当場で固定を進めている野生スイカ系統のシトルリン含量を分析中。 |
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☆シトルリンとは?
アミノ酸の一種で、生物体内で有害な働きをする活性酸素を消す働きがある。奈良先端科学技術大学院大学の研究により、野生スイカにはシトルリンが高濃度に含有されることが明らかになった。 |
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シバのラージパッチ耐病性系統を育成した。4次選抜を行うため、ラージパッチ常発場所にノシバ2系統、コウライシバ3系統を植え現地圃場で検定中。 |