1 概略説明
「売れる米づくり」による農業経営の安定・向上のため、元来うまい米の産地として評価のある日野地区での特A取得に向けた取組みについて、技術的側面から支援する。
2 事業の目的・背景
・米余剰、産地間競争の激化で「売れる米づくり」で生き残るためには、「消費者にアピールするおいしい米の生産」が必要。
・日野地区の米は元来食味の評価が高く、JAや集落または大規模営農組織は、有利販売を進めるために他者との差別化を図りたい、自己ブランドを確立したいという要望が強い。
・平成17年度、西部農協、普及所、振興課、農試による「おいしい米づくり」に向けたプロジェクトが発足。
3 事業の内容
ア 実態調査
源流米コンテスト、予備検査米を対象に食味と関係が深いタンパク含量について調査(H17〜)。
源流米コンテストやトレーサビリティーのデータを集計(H17〜)。
イ おいしさの客観的指標作成
主観的な官能食味を客観的な数値で表現する手法開発。(H18〜)。
ウ 食味向上対策試験
(共同研究 農試:向上対策技術の検討、JA:現地実証 )
食味値改善マニュアルを目指し、現地試験を実施(H17〜)
エ 技術の経済性評価
開発技術の経済性を評価し、円滑な普及につなげる(H19)
オ 費用負担
・現地試験、試料収集、栽培概要調査に係る経費についてはJAが負担
4 事業の効果
ア ブランドが確立することで有利販売が可能となり農家経営を潤し、地域担い手農家の育成にも寄与する。
イ 良食味地域として定着することで、これを核として地域農業の取り組みの活発化が期待される。
ウ 特Aランクの獲得により、他地域における食味向上への取り組みが喚起される。
4 平成19年度要求額内訳
4 事業期間
平成17〜19年度