ジーンバンク事業・ヤマノイモ属植物の遺伝資源の特性調査

農林水産部　園芸試験場　生物工学研究室　　電話番号：0858-23-1341

トータルコスト

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	非常勤職員	臨時的任用職員
19年度予算計上額	500千円	1,020千円	1,520千円	0.12人	0.00人	0.00人
19年度予算要求額	500千円	842千円	1,342千円	0.12人	0.00人	0.00人
18年度予算額	500千円	972千円	1,472千円	0.14人	0.00人	0.00人

要求額：500千円　（前年度予算額 500千円）　　財源：受託１０／１０　　

課長査定：計上　　　計上額:500千円

概略説明

本県特産の砂丘ナガイモの優良新品種を開発するため、ヤマノイモ属植物の原種が自生するベトナムで遺伝資源(＊この場合、イモ及びムカゴを指します。）を収集し、その特性調査を行う。

１　事業の必要性

・	砂丘ナガイモは長く折れやすく、掘り取り作業が重労働である。また、粘りが弱いなどの品質的な問題もあり、生産者や消費者からの品種改良を求める要望が大きい。
	↓
・	これまで、国内の様々なヤマノイモ属植物とナガイモを交配して新品種育成を進めてきたが、交配に利用できる優良な系統はごく僅かしかなかった。
	↓
・	平成17年度にナガイモなどヤマノイモ属植物の原産地と推定される中国雲南省に隣接するベトナム北部山岳地帯を探索し、２４点の遺伝資源を収集し、その内、持ち込み可能な７点を日本に持ち帰り、ジーンバンクに登録した。これらの素材を砂丘ナガイモと交配して画期的な新品種を育成に活用する。

２　事業の内容

・	（独）農業生物資源研究所及び北海道立十勝農業試験場との共同研究
・	ベトナム北部山岳地帯から収集したヤマノイモ属植物の遺伝資源の特性調査
	↓
・	ベトナムで収集した優良な形質を持つヤマノイモ属植物と当試保有ナガイモ系統を交配の可能性を探る。（収集した遺伝資源は農業生物資源研究所のジーンバンクに帰属するが、共同研究契約のもとで本県のナガイモの品種育成に利用可能）
	↓
・	特産砂丘ナガイモのニューフェイスとなる優良品種の開発に向かう。

３　事業の効果

・	外来ナガイモのもつ新規特性（イモの形状、耐病虫性、各種機能性）の導入
・	高付加価値の品種導入による収益増加

　　　　　　
４　これまでの成果

・	平成17年度にベトナム北部山岳地帯にてヤマノイモ属植物の遺伝資源の収集。
・	平成18年度に収集した遺伝資源の増殖。

５　Ｈ１９年度の試験内要

・	ベトナム北部山岳地帯から収集したヤマノイモ属植物の遺伝資源の特性調査

６　平成１９年度要求額内訳

７　受託元及び受託期間

受託元　独立行政法人　農業生物資源研究所

受託期間　平成１９～２０年

区分	事業費	その他
査定額	500	500
保留	0	0
別途	0	0