おさゴールド等青ナシ新品種の高度栽培技術の確立

農林水産部　園芸試験場　果樹研究室　　電話番号：0858-37-4211

トータルコスト

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	非常勤職員	臨時的任用職員
19年度予算計上額	3,957千円	40,351千円	44,308千円	5.14人	4.22人	0.00人
19年度予算要求額	3,957千円	40,257千円	44,214千円	5.14人	4.72人	0.00人
18年度予算額	3,957千円	41,771千円	45,728千円	5.34人	0.77人	0.82人

要求額：3,957千円　（前年度予算額 3,957千円）　　財源：単県　　

課長査定：計上　　　計上額:3,957千円

概略説明

　鳥取特産の青ナシブランドの維持発展と消費者へ‘旬’の味を提供するために、青ナシの高品質果実を省力・低コストで安定生産できる技術を確立する。
１　事業の必要性

ア	「おさゴールド」等、既存品種に加え、有望な青ナシ系統が育成されており、特性解明と栽培技術の確立が急がれる
イ	“アンコナシ”等の障害果が多発し、果実の商品性が低下している。いずれも発生原因が特定されていない
ウ	袋掛け、土壌改良等、栽培者の負担となる作業の省力、軽労技術が切望されている
エ	ナシの施肥量は、年々増加傾向にある。環境に配慮した施肥量削減栽培法の確立が望まれる

２　事業の内容

３　事業の効果

ア	各品種の特性解明による高品質多収：糖度１２度、果重350ｇ以上、植え付け５年で５t/10aの収量（早期増収・高品質化）。
イ	生理障害の回避による製品率アップ、消費者クレームの解消（信用回復）
ウ	年間作業時間の低減：440時間/10ａ→　320時間(72%)
エ	現状の施肥量21kg/10a→約10kg/10a（環境負荷低減）

４　これまでに得られた成果一覧

ア	摘蕾（らい）技術による「おさゴールド」の大玉生産法（参考情報として公表）
イ	「アンコナシ」の発生に日照と枝の質が関与すること、「カビナシ」発生に寄生菌が関与することを明らかにした。
ウ	軽量一重袋で、１回掛けの省力栽培が可能であった
エ	チッソ量半減の施肥でも収量、品質の維持可能
オ	半明渠法（溝＋ﾓﾐｶﾞﾗ）によるナシ園の排水効果確認
カ	水田転換試験園で大玉・高糖度果実の生産可能

５　H１９の試験内容

ア	青ナシ新系統の生育特性解明と早期増収整枝法（新系統現地実証園の設置）
イ	アンコナシ（果肉褐変）、水ナシ（果肉がくずれる）等、未解決で要望の多いの生理障害の再現試験
ウ	省力袋の実用化に向けた実証試験
エ	幼木試験樹での肥料削減の成果を成木園で実証
オ	半明渠による排水試験を県下12→16カ所に拡大

６平成19年度要求額内訳(単位：千円)

７ 試験実施期間
平成１６年度～平成２０年度

区分	事業費	一般財源
査定額	3,957	3,957
保留	0	0
別途	0	0