畜産関係試験場整備事業

１　事業の目的
　農家の要望に見合った試験研究を行うため、畜産試験場・中小家畜試験場において、必要な施設整備を行い、効率的な試験研究体制を整える。

２　事業の概要
・平成１４年９月に方針決定した畜産関係試験場の整備について全体計画に基づき年次別に整備する。
・整備に係る建築、附帯工事、備品購入及び設計を行う。

３　事業内容及び事業費
　　平成19年度当初予算要求分

区　　分	要　　求　　内　　容			事 業 費
工　　事	�@畜産試験場			千円 　 　 　 　　　 　　24,225
	施 設 名 等	規 模 等	事 業 費
	バンカーサイロ	２基	8,869
	消毒槽	１箇所	670
	小　　　計		9,539
	�A中小家畜試験場
	施 設 名 等	規 模 等	事 業 費
	現場管理舎		8,522
	本館合併浄化槽		6,164
	小　　　計		14,686
委　託　料	�@工事設計 　・畜産試験場設計分 　　　Ｈ20年度改修予定施設			1,626
備品、消耗品購入費	�@畜産試験場分 　・高速液体クロマトグラフィー 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10,884			10,884
合　　　計				36,735

○施設整備の必要性

　・バンカーサイロ：現在、ラップサイロで貯蔵しているが、品質、栄養に問題があるため。

　・現場管理舎：家畜防疫上、シャワー、衛生施設の増築。

　・合併浄化槽：生活雑排水を適正に処理する。

　・種雄牛舎：鉄骨の腐食、屋根の破損など改修。

　・現場管理棟：シャワー、衛生施設の改造。

　・農機具庫(2)：シャッター、鉄柱等の腐食による改修。
４　事業全体計画（案）

　　　　　　　　　　　［全体事業費　約13億円］
　　　　　　　　　　　　　　　

年　　度	畜 産 試 験 場		中 小 家 畜 試 験 場
１５年度	◎堆肥舎 ◎後代検定牛舎（15〜16） ◎隔離牛舎		△育成試験鶏舎
１６年度	◎乳牛舎 ◎飼料保管庫 用地取得		◎選抜検定豚舎 ◎分娩豚舎（１） △分娩豚舎（２） △種雄種雌豚舎 ◎堆肥化処理施設
１７年度	○生物工学棟		△種雌豚舎 △離乳豚舎 ◎精液・受精卵試験棟 △現場管理舎 △肉豚試験舎 ◎焼却炉
１８年度	△繁殖牛舎		◎尿汚水処理施設
１９年度	◎ﾊﾞﾝｶｰｻｲﾛ ◎消毒槽		△現場管理舎 ◎本館合併浄化槽
２０年度	△種雄牛舎 △農機具庫（２） △現場管理棟
２１年度 　　　以降	◎直接検定・待機牛舎 △肥育牛舎 △供卵・受卵牛舎 ◎農機具庫（１） △車庫 △倉庫 △見学・研修棟 ○本館 ◎アクセス道路 ◎広場整備工事		△本館

　注）　◎新築、　○増築、　△改修

５　参考（用語説明）

�@バンカーサイロ・・・サイレージ（牧草やトウモロコシを発酵させた餌）をつくり、貯蔵する施設。
　
�A選抜検定豚舎・・・豚の選抜検定を行う豚舎

�B種雄種雌豚舎・・・親豚（雄、雌）を収容する豚舎

�C待機牛舎・・・種雄牛候補の牛を収容する牛舎（子牛の枝肉調査　結果が出るまでの4年間収容する。）

�D繁殖牛舎・・・和牛雌の親牛を収容する牛舎

�E生物工学棟・・・受精卵、遺伝子等に係る先端技術に関する研究　施設。

�F直接検定牛舎・・・種雄牛候補の牛を収容する牛舎（発育等を調　査し、約４ヶ月間収容。）